2013年 ISPS HANDA CUP 五月晴れのシニアマスターズ

「責任を果たせてホッとした」 井戸木が単独2位の好発進

2013/05/31 18:53
凱旋帰国から一夜明けて迎えた初日。単独2位スタートを切った井戸木鴻樹 ※画像提供:日本プロゴルフ協会

◇国内シニア◇ISPS HANDA CUP 五月晴れのシニアマスターズ 初日◇九州ゴルフ倶楽部・八幡コース(福岡県)◇6,935ヤード(パー72)

九州地方が梅雨入りしたこともあり、大会名の五月晴れとは行かないまでも、穏やかな気候のもと開幕した今大会。先週の「全米シニアプロ選手権」で、日本人初のメジャー制覇という偉業を達成し、昨日凱旋帰国を果たした井戸木鴻樹が、そのまま福岡入りして今大会に参戦。この日は時差ボケや疲れの影響を見せず、5パーディ、1ボギーの「68」でラウンドし、首位と1打差、単独2位の絶好のスタートを切った。

単独首位には高橋勝成。16番では、試合では自身2回目のホールインワンを記録するなど、1イーグル、6バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「67」をマークし、6アンダーで首位に立った。

3アンダーの3位タイには奥田靖己、J.チトプラソン、白石達哉の3選手。2アンダーの6位タイには三好隆真板潔加瀬秀樹ら7選手が並んでいる。シニアデビューとなった今季開幕戦で優勝を飾った崎山武志は、左ひじ痛のためスタート前に欠場となった。

ホールインワンを含む「67」で単独首位スタートを切った高橋勝成 ※画像提供:日本プロゴルフ協会

高橋勝成

「16番は完ぺきな手ごたえだったね。練習日も9番ウッドで打ってちょうどだったから、今日は左からフォローぎみだったけど、ピンが左奥だったので9番ウッドで打ちました。ホールインワンは7回目か8回目で、試合では2回目。でも17番はドキドキして3パットしちゃった(笑)。いまは体調もいいので、楽しいゴルフができています。井戸木選手の優勝には感心どころか尊敬します。これを契機にシニアが盛り上がってくれるといいし、井戸木選手にはシニアツアーの顔として頑張ってもらわなきゃいけないから、周りが支えてあげないとね。でも今回だけは遠慮してほしいね(笑)。絶対に勝ちますよ」

井戸木鴻樹

「プレッシャーはありましたけどうまくいったね。責任を果たせたという感じでホッとしています。(時差ボケで)目の奥がボヤーっとしているけど、それでちょうどいい感じになっているのかな(笑)。ショットはちょっとぎこちない感じと、パターはもったいないのもいくつかあったけど、全体的にはいい感じでプレーできています。12番で1メートルを外して、13番もボギーとして悪い流れになりかけたけど、14番のバーディで気持ちの切り替えができました。明日もそうですが、これから日本でもアメリカでも、『全米プロシニア』に勝ったのはまぐれだと言われないように成績を出していきたいですね」

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