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服部道子、逃げきって3年ぶりV

長い長いスランプを越えて、ようやく優勝の日がめぐってきた。服部道子はアウトで3バーディ、2ボギー。10番、13番をとって一時は14アンダーにまでしたが、14番でボキー。そして難関最終18番のセカンドショットがあわや池。
「グリーン左端をめがけて打とうとしたんですけど、ボールが消えたんでビックリしました。池だ、と。そしたらキャディさんが左に跳ねてると言ってくれて・・」 もし池にそのまま入っていたら、優勝は消えていた。おそらくは福嶋晃子が逆転していた可能性が強いだろう。
「大ギャラリーの中でのプレー、緊張というより気持ちよかったですね。最後のパットを入れたとたん大拍手が来て、ヤッタゾ!という感じ。気持ち良かったです」 3年ぶりに味わう気持ちよさ。
最後のパットで強気の勝負。結果的に3パットとしてしまった福嶋晃子はしかし「今日は自分のゴルフが悪かったんです。服部さんが強かったというより、自分が悪かった。自分のことばかり考えてました」 福嶋は服部の優勝シーンを見たことがなかったという。服部が不調に陥り始めたころから台頭してきたのが福嶋晃子。世代を感じてしまう。

今季元気な川波由利は「ナイス65です」と自分でも言うとおりの素晴らしいゴルフ。ボギーなしで7バーディ。 「最後で服部さんのセカンドが左に跳ねたときに、プレーオフはないなと思いました。服部さんにツキというか、流れが行っている。そのうち自分に運が向いてきたら、私も優勝できるかなと思ってます」

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1997年 五洋建設レディースカップトーナメント



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