混戦ながら、ツアー初優勝のチャンスを掴んで最終日を迎える福田裕子

◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2日目◇ヨネックスカントリークラブ（新潟県）◇6336ヤード（パー72）

スコアの伸ばし合いとなった上位争いは最後まで混戦が続き、通算8アンダーで首位に4人が並び最終日へ。8シーズンぶりの勝利がかかる表純子、ツアー初勝利のチャンスを掴んだプロ8年目の福田裕子、ツアー通算2勝目を狙うタミー・ダーディン（オーストラリア）とイエ・リーイン（中国）が、後続に2打差のリードをつけている。

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通算6アンダーの単独5位に堀奈津佳。通算5アンダーの6位タイに、昨年プレーオフで敗れた馬場ゆかりをはじめ、藤本麻子、服部真夕、一ノ瀬優希、佐伯三貴、全美貞（韓国）の6人が続いている。ホステスプロの若林舞衣子は通算1オーバーの29位タイで決勝ラウンドへ進んだ。

＜31歳の福田裕子がツアー初優勝を目指す＞

コース上での落ち着いた振る舞いと、淡々とした話しぶり。すでに貫禄すら感じさせる風情の福田だが、06年の入会から今年で8年、ここまでのツアー最上位フィニッシュは2012年の3位タイ。目の前のチャンスにも「これまで勝てなかったんだから、簡単には勝たせて貰えないですよ」と、余分な力みは感じさせない。

5バーディ1ボギーと安定した内容の2日目。「普通、こんな位置で回ることもないので、徹底してフェアウェイから打とうと。グリーンに載っても2パット。徹底して刻みで行きました」と、堅実なプレーに徹した。

首位に4人が並んで迎える最終日。「もちろん、優勝のチャンスがあればしたい。お世話になった人とかに恩返しがしたいです」と福田はいうが、すぐに“欲”はしまい込む。「自分にできることをするだけですね。（緊張は）明日は分からないです。冷静に出来たら良いですけど（笑）」。飄々としたプレーを、最後まで続けられるか？