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20歳の成田美寿々が大逆転、ツアー初勝利を手に!

◇国内女子◇富士通レディース 最終日◇東急セブンハンドレッドC西コース(千葉)◇6,635ヤード(パー72)

今シーズン8人目のツアー初優勝者に名を連ねたのは、今週8日(月)に20歳の誕生日を迎えたばかりの成田美寿々。「67」をマークして通算9アンダー、8位タイスタートから5打差をひっくり返す逆転劇により、嬉しいツアー初勝利を手にした。成田は昨年のQTを26位で突破し、今季からレギュラーツアーに本格参戦。出場28試合目にして早々の初勝利をバースデーウィークに飾り、18番グリーンで喜びに浸った。

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通算8アンダーの単独2位には、首位スタートながら「74」と2つ落とした穴井詩。3打差のリードを守りきれず、初タイトルを成田に譲る結果に終わった。通算6アンダーの3位タイに、大山志保李知姫(韓国)、比嘉真美子。2位スタートの木戸愛は「78」と大きく崩れ、通算イーブンパーの20位タイに後退した。

<今週勝ちたい!狙って掴んだ初優勝>

2週間前の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」に出場することが出来なかった成田は、今週の開催コースとなる東急セブンハンドレッドクラブで練習ラウンドを行った。グリーン周りが難しく、またグリーン上も微妙なアンジュレーションが多いため、ショートゲームの練習に多くの時間を費やした。

先週までの賞金ランキングは55位という位置では、2週間後の「ミズノクラシック」には出場ができない。そして今季1勝して最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場するためには、残りの試合数が少なくなってきた。そこで成田は「自宅からも車で18分の地元で勝ちたい、今週は始まる前から狙っていました」という勝利に向けて最終日の逆転を企てていた。

14番を終えてリーダーズボード見て、首位とは1打差を確認すると「まだ行ける!」と気合いを入れ直した成田。16番パー5でバンカーからの3打目をピン1.5mに寄せてバーディ。さらに17番パー3ではピン奥7mのバーディパットを沈め通算9アンダーに伸ばした。これで来季のシードはもちろん、「ミズノ」「リコー」と狙っていた2試合の出場資格も掴むことに成功した。

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