6バーディ、ノーボギー危なげないゴルフで単独首位に立った佐伯三貴

◇国内女子◇サントリーレディスオープンゴルフトーナメント初日◇六甲国際GC（兵庫県）◇6511ヤード（パー72）

4日間競技の第1ラウンド、今季2勝目を狙う佐伯三貴が「66」をマークして6アンダーの単独首位発進を決めた。1打差の5アンダー2位タイに服部真夕と李知姫（韓国）がつけている。

＜＜　下に続く　＞＞

大会2連覇がかかる韓国のアン・ソンジュは森田理香子、笠りつ子、ニッキー・キャンベル（オーストラリア）、宋ボベ（韓国）と並び4アンダーの4位タイと上々の滑り出し。横峯さくら、諸見里しのぶは1アンダーの27位タイ。有村智恵は3オーバーの88位タイと大きく出遅れた。

＜寝違え克服し佐伯三貴が単独首位＞
今週の月曜日、佐伯が憧れる宮本勝昌をはじめ、芹澤信雄、藤田寛之などが参加するプロアマ大会に出場予定だった佐伯三貴。ところがその朝は、目を覚ますと首が前後に動かない状態だったという。ゴルフどころか歩くのにも不自由した状態で、今週の試合に出場できるかさえ心配になったと言う。

しかし、普段からお世話になっているトレーナーに名古屋から神戸に来てもらい、診察を受けたところ、首ではなく肩甲骨に極度な張りがあった。懸命なマッサージを受け、翌日にはスイングが出来るようになった。

そしてその火曜日の練習ラウンドでは、佐伯は前週優勝の全美貞のもとに行き「一緒に回ってください」と直訴。「今、絶好調の全さんが、どんな練習をしているか見たかったので」という佐伯。以前から調子の良い選手を見つけると、志願して一緒にラウンドさせてもらうことがあるという。

「全さんは、すべてが凄いです。リズムはドライバーからパッティングまですべて一緒だし、歩くリズムも素晴らしい。そうしたら、予選でも一緒にラウンドすることになって。練習ラウンドで全さんのリズムをつかめたので、今日は楽にラウンドできました」と、練習ラウンドの効果が発揮され6バーディ、ノーボギーというラウンドに繋がった。