ホステスプロの福嶋晃子が首位発進!
国内女子ツアーの今季第15戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」が8月12日(金)、長野県の軽井沢72ゴルフ北コースで開幕した。6アンダー単独首位に立ったのは、6バーディ、ノーボギーの「66」でラウンドした福嶋晃子。過去に4度の優勝を誇るホステスプロが、今年も相性抜群の地で躍動している。
2位以下は混戦模様。4アンダーの2位タイに、大谷奈千代、辻村明須香、アン・ソンジュ(韓国)の3人。3アンダーの5位タイに、諸見里しのぶ、藤本麻子、全美貞(韓国)、タミー・ダーディン(オーストラリア)が続く。横峯さくらは1アンダーの17位タイ、前年度覇者の李知姫(韓国)は、古閑美保、フォン・シャンシャン(中国)らと並びイーブンパーの28位タイにつけている。
<大会5勝目を狙う福嶋が大会をリード>
スタートの1番で長いバーディパットを決めた福嶋晃子は、553ヤードの2番パー5では2オンに成功し2パットで連続バーディ。その後も4つのバーディを積み重ね「ここは距離が出てくれるので本当に楽にゴルフができています」と、改めてコースとの相性の良さを語る。2位に2打差で残り2日間もスコアを伸ばす勢いだが「優勝は、やっぱり2日目をこういう位置で終えられたら考えます」と、2日目も慎重なラウンドを目指す。
<2位タイの辻村明須香「ほんと久しぶりですね」>
10番からスタートした辻村明須香は11番でボギーを叩き、1オーバーでハーフターンしたが、後半に5つのバーディを量産し、4アンダーの2位タイに食い込んだ。クラブハウスに引き上げてきた辻村を待ち構えると「ほんと久しぶりですね」と、我々記者に囲まれること、そして自身の好スコアに驚きの表情を見せた。この日良かった点を「1番でピンチを凌いだ2mのパーパットと、8番パー3でティショットがグリーンに届かなかったが、アプローチとパッティングでパーセーブをしたこと」と、バーディではなく2つのパーセーブを挙げる。「今日は出来すぎですから」と謙遜する辻村は最終組の座を掴んだ。
<アンが7週ぶりの日本ツアーでいきなり2位タイ>
6月第3週に開催された「ニチレイレディス」終了後は、海外メジャーの出場などで、日本ツアーを離れていたアン・ソンジュが、復帰戦でいきなり4アンダー2位タイにつけた。「まだ時差ボケであまり眠れていないけど、コンディションは上がってきています。海外の洋芝に慣れていたので、今日は楽にプレーできました。久しぶりに日本に帰ってきて、ギャラリーの皆さんに応援してもらえたので良いプレーができました」と、ラウンド後に話すアン。2日目は、地力のあるアンと福嶋のバーディ合戦となるのか。