李知姫が首位奪取!横峯はイーグルフィニッシュで食らいつく
新潟県にあるヨネックスカントリークラブで開催されている国内女子ツアー第8戦「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」の2日目、この日2つスコアを伸ばした李知姫が、通算5アンダーとして単独首位に浮上。1打差の2位タイには、横峯さくらと酒井美紀が続いている。
初日を首位と1打差の2位タイで終えた横峯だが、この日はバーディの後にボギーを叩く嫌な流れ。それでも、最終18番をチップインイーグルで締めてこの日「71」、1つスコアを伸ばして通算4アンダーとし、首位と1打差の最終組で最終日を迎えることとなった。
横峯と並んで2位につけるのは、今年がルーキーイヤーで先日20歳になったばかりの酒井美紀。1つスコアを落として迎えた15番から怒濤の4連続バーディフィニッシュで10位タイからジャンプアップを果たしている。
通算3アンダーの4位タイには、茂木宏美と笠りつ子が続き、さらに1打差でディフェンディングチャンピオンの全美貞ら6名が続いている。
<さくら、チップインイーグル締めで1打差に!>
2バーディ、3ボギーと1ストローク落とし、迎えた最終18番(パー5)。ティショットをフェアウェイセンターに運び、残り200ヤードの2打目は9番ウッドで2オンを狙ったものの、「ライが少し悪かった」とグリーン右手前30ヤードの花道にショート。だが、「イメージ通りに打てた」というアプローチはラインに乗り、そのままカップに吸い込まれるチップインイーグル。18番グリーンは、ギャラリーの大歓声に包まれた。
「優勝目指して頑張りたい気持ちは強いけど、自分のプレーをしっかりして、それで結果がついてくれば嬉しいですね」。昨日、スランプ脱出を口にしていた横峯が、このまま待望の今季初勝利へと繋げることができるか。
<李知姫がタイトルに王手!>
2位タイからスタートした李知姫が、前半こそ1ストローク落としたものの、上がり4ホールで3バーディを奪取。最終18番(パー5)では2オン2パットのバーディで締めて単独首位に浮上し、勝利に王手をかけた。「最終組は久しぶり。自分の中では、去年の優勝からけっこう経っている感じがするので、今回は(優勝を)意識して回りたい」と、優勝への意欲を露に。これまでは、優勝争いのプレッシャーが不安な気持ちを招いていたというが、「今はショットやパットに自信がついたので(プレッシャーが)ありません。今までとは違う気持ちでプレーできると思う」と、冷静さの中に自信を漲らせていた。
<ルーキーの酒井美紀「まさか自分が・・・」>
昨年のプロテストに合格し、今年ルーキーイヤーを迎えている酒井美紀が優勝争いに名乗りを挙げた。15番から怒涛の4連続バーディと派手なフィニッシュを見せ、「18番でボードを見て、自分の名前が上にあってビックリしました。まさか自分が上にいるとは思わなかったので・・・」と笑顔。今週24日に20歳の誕生日を迎え、記念のバースデーウィークに目覚ましい活躍を見せている。「優勝はまったく意識していません」と無欲を貫き、最終日最終組に臨む。