兵庫県のジャパンメモリアルGCで行われている、国内女子ツアー第9戦「We Love KOBEサントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の3日目。大会2日目にサスペンデッドのため予選ラウンドを消化できなかった選手は33人。この日、第2ラウンドの残りホールと第3ラウンドが行われ、33人の選手にとっては長い1日となった。

大会3日目怒涛の勢いで首位に立ったのは、1アンダーからスタートした米山みどりだった。出だし1番から3番まで3連続バーディを奪い、幸先の良いスタートを切ると順調にバーディを積み重ねる。さらに11番パー4でイーグルを決めるなどショットが冴え渡り、コースレコードタイの「64」をマークし、通算9アンダーまで伸ばした。米山は、「フリスキー大阪女子オープン」以来、3年ぶりの優勝となるのか。

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2打差の2位で追いかけるのは、山口裕子と宮里藍2人。第2ラウンド15番からのスタートの山口は、16番でバーディを奪い6アンダーで第3ラウンドへ突入。長丁場となったが2バーディ1ボギーと安定したラウンドで見事乗りきり、通算7アンダーでホールアウト。最終日逆転優勝を狙う。

一方、宮里はバーディがなかなか奪えず我慢のゴルフを強いられた。だが、終盤に差し掛かり17番パー3でピン側2メートルにつけてバーディ。18番パー4でも確実にグリーンを捉え、長いバーディチャンスをものにして通算7アンダー、最終日に望みをつなげた。

明日の最終日最終組は米山、山口、宮里の組み合わせ。米山が逃げ切るのか、山口が2001年「SANKYOレディースオープン」以来の優勝を飾るのか、はたまた新星の宮里が今季2勝目を手中に収めるのか楽しみな展開になった。