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藤田寛之が通算20アンダーで自身初の年間2勝目を達成!

兵庫県にある宝塚ゴルフ倶楽部新コースで行われている国内男子ツアー第10戦「関西オープン」の最終日、この日「68」で回った藤田寛之が通算20アンダーで今季2勝目を達成した。通算20アンダーは藤田自身の72ホールの最多アンダーパー記録を更新、さらに今季の最多アンダーパー優勝記録も塗り替える好スコアだった。

昨日はコースレコードの「61」。絶好調を宣言していた藤田だが、さすがに最終日も順風満帆という訳にはいかなかった。藤田とともに首位タイでスタートした富田雅哉、そして2打差で追い掛ける近藤共弘が追いすがる。近藤は1番、2番で連続バーディ、さらに5番、8番でもバーディを奪い、前半を終えて19アンダー。富田も同じく19アンダー。藤田は1番バーディの後はパープレイが続いたが、7番、9番とバーディを奪って、通算20アンダーで折り返した。

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直後の10番ホール、藤田はティショットを右にミスしてOBとしてしまう。だが、打ち直しの3打目をフェアウェイに運ぶと、そこから5Iでピン左3.5mにつけて1パットのボギー。「あのホールをボギーで上がれたのが、今日最大のポイントだった」と振り返る。11番でバーディを奪うと、「優勝を意識し始めた14、15番ホール辺りから、ショットのイメージが出なくなった」というものの、しぶとくパーで凌いで通算20アンダーでフィニッシュ。2位に2打差をつけて、自身初となる年間複数回優勝を達成した。

アメリカ帰りの藤田は、今大会にはぶっつけ本番で臨んだ。18番グリーンでの優勝スピーチでは、藤田に代わってコースを2ラウンドして下見をしたキャディの梅原敦氏に感謝する一幕も。今週はラウンド後には一切球を打たずに、有馬温泉で疲れを癒す作戦も功を奏した。

通算18アンダーで2位に続いたのは、近藤と平塚哲二。一度は首位に並びながら、ラスト9ホールで2ボギーを叩いてスコアを伸ばせなかった近藤は、「初日ハーフの2ボギーと、サンデーバック9の2ボギー。それ以外はノーボギーで良かったけど、最初と最後が甘かった。その辺も自分の中の課題かもしれない」と悔しさを滲ませた。

また、ディフェンディングチャンピオンとして大会連覇を目指した石川遼は、最終日は2つスコアを伸ばしたものの、通算5アンダーの31位タイで終了。「上位陣のボギーの少なさに驚きました」と、改めて自身の課題も認識していた。

2009年 関西オープンゴルフ選手権競技



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