最終戦で勝利を収め、逆転で欧州ツアー賞金王に輝いたJ.ローズ（Getty/AFLO）

スペインのクラブ・デ・ゴルフ・バルデラマで開催されている、欧州男子ツアー最終戦「ボルボマスターズ」の最終日。ジャスティン・ローズ（イングランド）が3人によるプレーオフの末、勝利を手にしている。

3日目まで首位を堅守していたローズ。最終日のこの日も、前半1つスコアを伸ばし、ローズがそのまま逃げ切るものと思われていた。しかし、後半に入り11番でダブルボギーを叩くと、13番から連続ボギー。17番で再び単独首位に立ったが、最終ホールでボギーを叩いてしまい、通算1アンダー。勝負はプレーオフへともつれ込んだ。

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ローズの他、サイモン・ダイソン（イングランド）、ソレン・ケルドセン（デンマーク）との間で争われたプレーオフ。18番ホール（パー4）で実施された第1ラウンドでは、3人がパーをセーブ。続く10番ホール（パー4）での第2ラウンド、パーセーブしたダイソン、ケルドセンに対し、ローズはバーディを奪い勝負あり。激戦を締めくくった。

4位タイには、通算1オーバーで、パドレイグ・ハリントン（アイルランド）と、グレーム・マクドウェル（北アイルランド）が並んだ。また、地元スペインのスター、セルヒオ・ガルシアは17オーバー、34位タイでフィニッシュしている。
なお、この結果、ローズは今大会を欠場していたアーニー・エルス（南アフリカ）を逆転し、自身初となる賞金王の座についている。