49歳のヒメネス（背中）と協力してラインを読む20歳のマナッセロ。ゴルフの団体戦ならではの光景（Stuart Franklin/Getty Images）

◇欧州男子◇セベトロフィー by GOLF+ 3日目◇サン・ノム・ラ・ブレテシュ（フランス）◇6,983ヤード（パー71）

“大陸ヨーロッパ選抜”と“英国・アイルランド選抜”の対抗戦は、同点で最終日を迎えることになった。3日目はフォアサム形式のダブルスで午前に4試合、午後に4試合が行われ、“英国・アイルランド選抜”の土壇場巻き返しで総合ポイントは9－9で並んだ。

＜＜　下に続く　＞＞

2日目を終えて1ポイントリードしていた大陸ヨーロッパ選抜は午前、ジュースト・ルイテン&グレゴリー・ボーディ組、ミゲル・アンヘル・ヒメネス&マッテオ・マナッセロ組が白星。4試合を2勝1敗1分けとし、7大会ぶりの勝利へ向け、その差をひろげていた。

尻に火のついた英国・アイルランド選抜は午後の4試合で反撃した。第1試合でポール・ローリーとステファン・ギャラハーは、ニコラス・コルサートとゴンサロ・フェルナンデス・カスタノを相手に5番ホールを終えて3アップと序盤から優勢に進め、2&1で勝利。続くジェイミー・ドナルドソン&マーク・ウォーレンも2&1で勝った。

第3試合のクリス・ウッドとスコット・ジェイミソンは好調のルイテン&ボーディの前に敗れたが、最終組のポール・ケーシー&デビッド・リンのイングランドペアが、オールスクエアで迎えた18番でバーディを奪い、1アップでヒメネスとマナッセロを振り切った。午後は英国・アイルランドが3勝1敗とし、同点に持ち込んだ。

最終日は全選手が出場するシングルスのマッチプレー10試合が行われ、勝敗を決する。