2003年欧州ツアー第34戦『リンデ・ドイツマスターズ』が、ドイツのコローニュにあるグットラーケンホフで開幕した。初日から多くの選手がスコアを伸ばしているが、中でも飛びぬけたスコアを叩き出したのがスウェーデンのフレデリック・ヤコブセンだ。

10番ホールからスタートしたヤコブセンは、12番からの3連続を含む6つのバーディを奪い前半を30ストローク。そして後半は、2番バーディのあと3番パー5でイーグルを奪いその後も3つ伸ばした。9番を残して12アンダー、ここでバーディを奪うと欧州ツアーでは誰も見たことの無い「59」という数字が現実になる。ところが最後はパーフィニッシュになり新記録にはならなかった。パー72での12アンダー「60」は、1999年にダレン・クラークが達成して以来ツアー4人目の快記録となった。

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首位ヤコブセンを3打差で追うのは、4年ぶりに欧州ツアーに出場する韓国の崔京周。崔も12番ホールから4連続バーディを奪うなど順調にスコアを伸ばした。9バーディ、ノーボギーの完璧なラウンドを披露している。

さらに2打差にイアン・ポールター、ダレン・クラーク、ポール・ケーシーなど5人が並んでいる。クラークは自分の作ったツアー記録をヤコブセンに抜かれずにホッと一息。ポールターはヤコブセンと同じ組でラウンドし、引っ張られるようにスコアを伸ばしたが、もう一人同じ組でラウンドしたコリン・モンゴメリーは、ヤコブセンの快進撃の前にペースを乱されイーブンパーの87位と大きく出遅れてしまった。

また、この大会で過去に4勝している地元ドイツのベルハルト・ランガーは、2アンダー56位。2週連続優勝を狙うレティーフ・グーセンは15番パー5でイーグルを奪い4アンダーをマークしたが、25位となっている。