欧州男子ツアー『ボルボPGA選手権』の3日目。6アンダー7位タイからスタートした南アフリカのトレバー・イメルマンが、ストローク伸ばし14アンダーで単独首位に踊り出た。予選2日間は3アンダーづつを記録したイメルマンだが、3日目は序盤からバーディを積み重ねると、11番ホールから3連続バーディを奪った。距離が長く難易度の高い15番でボギーを叩いたが、その後上がり3ホールで再び3連続バーディを奪い、一気に首位に浮上している。

イメルマンは1999年にプロ転向を果たし、その後は地元南アフリカツアーと欧州ツアーをかけもちで参戦してきた。そして、昨年は未勝利ながら欧州ツアーの賞金ランキングで、14位に入っている。今年更なる飛躍が期待される逸材だ。

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そのイメルマンの背中にヒタヒタと歩み寄るのが、同じく南アフリカのアーニー・エルスだ。手首を痛め戦列を離れていたエルスが満を持して登場。先週タイガー・ウッズも3連覇をかけて出場した「ドイツバンク- SAPオープンTPC of ヨーロッパ」には、初日が始まるまでエントリーしていたエルスだが、その手首に違和感があるということで、棄権していた。

エルスもイメルマン同様、予選ラウンドは3つずつスコアを伸ばし、この3日目に大きくスコアを伸ばした。大先輩のエルスを背に、ツアー初優勝を狙うイメルマンが最終日にどのようなゴルフを見せるか楽しみになってきた。

首位イメルマンと2打差の2位には、スウェーデンのニコラス・ファス、エルスと並んで3位タイにはイグナチオ・ガリード。そして、10アンダー5位には、ポール・ケーシーなど3人が並んでいる。