2005年メジャー第1戦「マスターズ」が、4月7日（木）から10(日）までの4日間、ジョージア州アトランタのオーガスタナショナルゴルフクラブで開催される。ゴルフファンなら誰もが注目する、まさにゴルフの祭典と呼ぶに相応しい大会だ。

日本勢からは、4度目の出場となる昨年の国内賞金王片山晋呉と、8年連続の出場を決めた日本のエース丸山茂樹が出場を予定している。片山はマスターズ委員会からの特別推薦で今回の切符を手に入れた。年々距離が長くなり難易度が増すオーガスタに対し、日本の侍2人が悲願のメジャータイトル奪取に挑む。

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今年の海外ツアーはビッグネーム達が次々と勝ち名乗りを挙げ、この大会に向け仕上がりは万全といったところ。世界ランキング1位の座を取り戻したビジェイ・シンは、今季1勝を挙げるなど、誰にも負けない練習量から安定したプレーを続けている。一方、同ランキング1位奪還に燃えるタイガー・ウッズは、今季早くも2勝を挙げ、昨年からの完全復活をアピール。3年ぶりにグリーンジャケットに袖を通すのか。同ランキング3位のアーニー・エルスは、欧州ツアーで2連勝を飾っている。また、この3人のポイント差は1ポイント以内にひしめき合っており、実力は明らかに均衡している。

そして、同ランキング4位、昨年の覇者であるフィル・ミケルソンも今季も順調に勝ち星を重ね、まさに絶好調の様子。昨年のマスターズで悲願のメジャータイトルを奪取し、「無冠の帝王」の汚名を返上した。2003年マイク・ウィア、2004年ミケルソンとレフティ優利説が囁かれる中、ミケルソンが大会連覇を狙う。