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石川遼

遼、名物ホールを林越えのハイドローで攻略

「ブリヂストンオープン」開幕を翌日に控えた21日(水)、石川遼が18ホールの練習ラウンドを行った。この日はギャラリーの入場が認められ、スイング中を除く写真撮影も可能とあり、大勢のギャラリーが石川の後に続いた。

10番からスタートした石川は、1人でのラウンドということもあり自分のペースで黙々とプレーを続ける。その中で、「かなりの強い思いを持った」と振り返ったのが、樹齢が約300年といわれる“御神木”が左の林に聳える名物ホール、左ドッグレッグの16番パー5だ。昨年大会では、林の上を狙うショートカットが成功してイーグルを奪うなど、石川の魅せるプレースタイルにうってつけの舞台となった。だが、この日はドライバーで4発のショートカットに挑み、2発が林を越し切れずに枝に当てるなど不満顔。5発目はショートカットを諦めて3Wで堅実にフェアウェイを狙い、昨年との違いに戸惑う表情も見られた。

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「手前の松には去年は当たっていなかったのに、失敗の嵐でしたね。1年経って、20~30センチ伸びたんですかね?」と苦笑。「今年になって、攻め方をもう一度見直そうと思う」と話す石川は、以降のホールでは16番のティショットをイメージし、「ティアップを1センチほど高くして、後はドローを打とうという気持ち」という高弾道のドローボール“ハイドロー”を意識して打ち続けたという。

「ハイドローのスイングは良かった」と、16番攻略の糸口を見つけた様子。スイングのバランスを保つために他のホールでは通常のスイングに徹し、16番だけはハイドローのイメージで打つプランを明かした。今年も、昨年のような魅せるプレーでギャラリーを沸かすことができるか注目だ。

2009年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント



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