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石川遼

国内2戦目へ挑む遼「見て、感じて、練習に活かしたい」

マスターズから帰国後、すぐに国内ツアー開幕戦の「東建ホームメイトカップ」に出場した石川遼は、疲れも見せずに第2戦の「つるやオープン」に出場する。昨年に引き続いて2度目の挑戦となる今大会、石川は「アップダウンのあるコースなので、打ち上げ、打ち下ろしの距離感に注意したい」と、課題を示した。

「例えば14番のティは、平らなようで実は打ち上げている。錯覚して目線が変わってしまう」と、無意識にアドレスの姿勢が変わってしまうことも、このコースでは落とし穴になりかねない。昨年は、このホールでティショットを右に曲げ、隣の11番のラフまで打ち込んでダブルボギーにした苦い経験を持つ石川。「去年の今頃は、あんな方まで曲げたんだなと思いました。今年は、曲がる頻度が少なくなってきています」と、この1年での成長を感じる事も出来たようだ。

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プロアマ戦が行われたこの日、石川は途中、一組後ろで回る片山晋呉と合流し、話す機会があったという。「僕が言うのもなんですが、片山さんの(マスターズの)16番のバンカーショットがもの凄く上手かったので、『あれは凄かったですね』って言ったら、『あれは、コツがあるんだよ』って。で、終わりでした(笑)。そのコツは教えてくれないんだって…」。

推薦ではなく自力での出場権獲得を目指せという片山は、同じように自力でそのコツを見つけないといけないと、石川に諭したのだろう。それは石川も察しており、「片山さんも、誰かから聞いたわけじゃないと思うので、自分で探して、見つけたい。コツだけ聞いても、パッと出来ないと思うので」と、技の習得に近道は無いことを再認識した。

大会初日は、「ロイヤルトロフィー」でアジア選抜のキャプテンを務めた尾崎直道、そして横田真一というベテランとのペアリング。「盗むのは難しいけど、見て、感じて、練習に活かしたい」と、さらなる上達に向け意欲を燃やした。

2009年 つるやオープンゴルフトーナメント



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