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宮里藍が描く挑戦の足跡

藍、イーグル発進の勢いを活かせず・・・後半に失速

例年、熾烈なバーディ合戦が繰り広げられる「ミズノクラシック」。今年も多くの選手が序盤からスコアを伸ばす中、宮里藍もこれ以上ない絶好の滑り出しを見せた。

スタートホールの1番パー5。セカンドショットを刻み、花道から残り32ヤードの3打目。「良いリズムで打てて、イメージ通りだった」というボールは、グリーン手前の傾斜でワンバウンドし、そのままグリーンを緩やかに転がり、カップに吸い込まれた。いきなりのイーグルに、取り囲むギャラリーも大興奮。宮里は両手を挙げて歓声に応え、笑顔でカップからボールを拾い上げた。

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「ショット、アプローチ、パットと良いフィーリングだった」と振り返る宮里だが、その後は噛み合わせが悪く、スコアは停滞。5番と7番では、ラインの読み違いにより1.5メートル前後のバーディチャンスを逃すなど、「調子が良いだけに、ストレスの溜まる展開だった」と耐えるプレーが続いた。

その後はバーディを奪えないまま2つのボギーを重ね、最終的に1イーグル、2ボギーの「72」。首位に7打差、イーブンパーの40位タイで終えた。大きなビハインドを負う初日となったが、「今日のゴルフの感じだったら、1つでも噛み合えばスコアは伸びると思う」と気持ちは前向き。「まだ2日ある。欲を出し過ぎず、1打1打に集中していきたい」と、気持ちを切り替えていた。

2010年 ミズノクラシック



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