昨年は大逆転劇を演じたK.スタンリーがツアー初勝利。今年、大観衆から祝福を受けるのは？（Christian Petersen/Getty Images）

米国男子ツアーの今季第5戦「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」は31日（木）からの4日間、アリゾナ州のTPCスコッツデールで開催される。シーズン序盤戦の西海岸での戦い、ウェストコーストスイングも3試合目。今週は砂漠地域のフェニックスを舞台とする。

昨年大会では歴史的な大逆転劇が演じられた。最終日を前に単独首位に立っていたスペンサー・レビンが失速する一方で、8打差の5位タイから出たカイル・スタンリーが「65」をマークしてひっくり返し、ツアー初優勝。その前週の「ファーマーズ・インシュランスオープン」では最終日に5打差を逆転されて勝利を逃していたが、わずか1週間で、まさに不死鳥のごとくよみがえった。

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1日の来場者数は10万人ともいわれ、米ツアーでも屈指の観客動員を誇るトーナメントには、ディフェンディングチャンピオンとして臨むスタンリーのほか、リッキー・ファウラーやバッバ・ワトソン、ハンター・メイハンら人気選手がエントリー。今季の滑り出しは、なかなか調子の出ていないフィル・ミケルソンも、もちろん優勝候補の一人に挙げられる。巨大ギャラリースタンドがホールを取り囲む、名物パー3の16番は今年も熱狂の渦に巻き込まれるはずだ。

そして本格参戦1年目の石川遼は大会初出場。自身の今季初戦となった「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」、そして前週の「ファーマーズ・インシュランスオープン」と2試合連続で予選落ちを喫しているだけに、巻き返しに注目が集まる。

【主な出場予定選手】
K.スタンリー、ベ・サンムン、K.ブラッドリー、チェ・キョンジュ、N.コルサート、J.ダフナー、R.ファウラー、石川遼、H.メイハン、P.ミケルソン、V.シン、B.スネデカー、N.ワトニー、B.ワトソン