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2024年 全英オープン
期間:07/18〜07/21 場所:ロイヤルトゥルーン(スコットランド)

コース解説

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Total

Par
71
Yard
7,385

1878年に創設されたスコットランド南西部のクライド湾に面するリンクスコース。1923年に初めて「全英オープン」の会場に選ばれて以降、8年ぶり10度目の開催となる。フロントナインに比べて300yd以上長いバックナイン(3846yd)は屈指の難度を誇る。8番パー3「Postage Stamp」(郵便切手)は、123ydながら狭いグリーンと多くの罠が待ち受ける名物ホールとして知られる。

Hole1
Par
4
Yard
366

スタートホールは11ホールあるパー4でもっとも短い366yd。2打目地点の両サイドにはバンカーが待ち構え、オープニングショットにアイアンを選択する選手も多いだろう。今年はさらにフェアウェイバンカーを新設。グリーン周辺は左右及び前方に計5個のバンカーが包囲し、スタート間もない選手たちに強いプレッシャーを与える。

Hole2
Par
4
Yard
389

多くのバーディチャンスが生まれるホールではあるが、フェアウェイの中にある2段構えのポッドバンカー(ティグラウンドから約250yd、グリーンまで約40yd)に入れれば一転してピンチに陥るだろう。ホール名にある「Black Rock」は2番と3番ティの間にある岩礁に由来している。

Hole3
Par
4
Yard
376

ホール名にある「Gyaws」は、約280yd地点のフェアウェイを横切る排水溝の意。個々のプレースタイルによって1打目に手にするクラブの選択が変わってくるだろう。グリーンの傾斜は手前から奥へ下っていることに注意を払いつつ、手前と左右に散る3つのガードバンカーを避けるマネジメントが求められる。

Hole4
Par
5
Yard
599

最初のパー5は緩やかな右ドッグレッグホール。1打目は右サイドのポッドバンカーを越える狙いとなり、突き抜ければ左サイドにある2つのポッドバンカーが待ち受ける。今年はバンカーの高さ・形状がマイナーチェンジされた。フェアウェイキープに成功すれば、風にもよるが2オン可能なチャンスホールだ。

Hole5
Par
3
Yard
220

左手前に2つ、右手前に1つのガードバンカーが配置されたタフなパー3。通常の風はクライド湾が広がる右サイドから吹き込むため、グリーン左手前に深く食い込むポッドバンカーには警戒が必要だ。右手前にピンが切られたときの難度も高く、バーディはより希少なものとなるだろう。

Hole6
Par
5
Yard
623

海を挟んで20キロほど南にあるゴルフ場・ターンベリーの先端にある灯台が望めることから、付けられたホール名は「Turnberry」。唯一の600yd超えのパー5は、フォローの風など条件がそろわない限り2オンは難しいだろう。クロスバンカーは280~300yd地点。縦長のグリーン左に深く食い込むポッドバンカーが難度を引き上げる。今年はさらに、フェアウェイとグリーンサイドにバンカーが新設された。

Hole7
Par
4
Yard
403

240yd~325yd付近のフェアウェイを挟む計6個のクロスバンカーが最初の関門となる。洋ナシ型のグリーンは手前から奥に向かって下っており、ピンが手前に切られたときは繊細な戦略が求められるだろう。

Hole8
Par
3
Yard
123

123ydの打ち下ろしのパー3。距離が短いホールだからこそグリーン周りには多くの罠が潜み、深さがある5個のポッドバンカーがグリーンを包囲する。短いながら油断がならないパー3は、波打ち際に設けられたペブルビーチGLの名物ホール、7番(パー3)を彷彿とさせる。

Hole9
Par
4
Yard
440

最初の関門は、アンジュレーションが強いフェアウェイの左サイド280yd付近にある2個のポッドバンカー。複雑な傾斜が入り混じった2段グリーンは3パットの危険性も高く、アプローチを含めて精度あるショートゲームが要求される。

Hole10
Par
4
Yard
450

「全英オープン」3勝のゲーリー・プレーヤーをして「風が吹けば世界でもっとも難しい」と言わしめたバックナインの入り口は左ドッグレッグのパー4。バンカーが1つもない代わりに、巧みに配置されたシダやフェスキューがトラブルへと誘う。特にグリーン左に広がる危険地域には要注意だ。

Hole11
Par
4
Yard
498

ホールの右サイドを沿うように路線が走る(打ち込めばもちろんOB)、その名も「The Railway」。1997年大会よりパー5からパー4に変わって以降、最難関ホールとして選手を足止めしてきた。498ydと距離が長く、狭いフェウェイの左右にはシダが茂る。「私が知る中でもっとも危険なホールだ」。アーノルド・パーマーの言葉は、そのまま選手への試練となる。

Hole12
Par
4
Yard
451

難関ホールが続く中盤の山場の1つとなる451ydのパー4。ダウンスロープ状のフェアウェイはキック次第で大きなランを稼げるが、小さなグリーンは中心から左右に向かって傾斜しており、常に危険と隣り合わせの1打を求められる。

Hole13
Par
4
Yard
473

10番と同じく、グリーン周りも含めてバンカーが1つも存在しない右ドッグレッグのパー4。やはり、その分フェアウェイの傾斜は強烈で、ボールの行く末を最後まで見届けなければならないだろう。グリーンの左と奥には強い下り斜面が待ち構え、こぼれ落ちればトラブル必至となる。

Hole14
Par
3
Yard
200

風とピンポジションによって難度が大きく変わるパー3。前回の2016年から22yd延長され、選手たちは幅広いクラブの選択に迫られる。左から吹くアゲンストの風がもっとも難しいシチュエーションになるだろう。3打(パー)での通過は決して悪い結果ではない。

Hole15
Par
4
Yard
502

コースでもっとも距離がある打ち上げのパー4。16年は04年から16yd伸びて499yd、今年はさらに502ydに伸びた。1打目の狙い目は、2打目でアンジュレーションが少ないグリーン左手前を利用できるフェアウェイの左サイド。フェアウェイを外せばパーオンは至難となる、もっともタフなホールの1つだ。

Hole16
Par
5
Yard
572

16年に04年から12yd延長されたパー5は、今年さらに18yd伸びて572ydに。3オンを狙うなら、フェアウェイ左サイドに刻むのが最適なルート。上位で争うには落とすことは許されない、終盤の鍵を握るチャンスホールとなる。

Hole17
Par
3
Yard
242

アゲンストの風次第では、1打目にウッドを手にする選手も増えるだろう。グリーンの左手前と右サイドには5つのガードバンカーが点在。右サイドのバンカー群に外さないマネジメントに努めたいところだ。

Hole18
Par
4
Yard
458

グリーン奥に鎮座するクラブハウスへ向かうフィニッシングホールは、計9個のバンカーが待ちうけるパー4。2打目地点は左サイドに3個、右サイドに1個のバンカーに挟まれ、グリーン周辺は計3個のガードバンカーが包囲。縦長のグリーン右奥にピンが切られれば、パーセーブで及第点の難所と化す。


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