2021年 全米プロゴルフ選手権
期間:05/20〜05/23 場所:キアワアイランドゴルフリゾート・オーシャンコース(サウスカロライナ州)
THE OCEAN COURSE
※ホール番号をクリックするとコース詳細がご覧になれます
S字型のロングホール。両サイドのオークツリーに注意しながらティショットを打ちたい。グリーンの手前は巨大なバンカーが2オンの道を阻んでいる。アゲンストの風が吹くと難易度は一層高くなる。
右サイドはウォーターハザードも気になる砂地になっているオープニングホール。左は深いラフとなっており、狭いフェアウェイをきっちりとキープできればバーディの可能性がグッと高まる。
18ホール中、最も短いパー4は左ドッグレッグ。フェアウェイも広いが、左サイドが好ポジションになる。砲台グリーンへのセカンドショットは中央の木を避けながら確実にチャンスを作りたい。
ティショットは落としどころも広く、右サイドの3つのバンカーだけを注意。しかしアゲンストの強風が吹くため、セカンドショットのクラブ選択が難しい。パーセーブするにはグリーン左サイドから。
大西洋に向かって打ち出すティショットを、コース内で最も大きな2段グリーンが待ち受けている。距離はさほどないが、ポジションによっては3パットのピンチも生まれるだけに、細心の注意が必要。
前半4ホールは東に向かって出て行くが、ここから西のクラブハウスへ戻っていく。ティグラウンドから中央に見えるオークツリーをめがけ、軽いドローボールが最善策か。グリーンの入り口の左右がバンカーとなっている。
イーグルチャンスが生まれそうなパー5。風の影響を受けるティショットをフェアウェイに運べれば、セカンドはチャンス。左サイドは砂地が広がっているものの、グリーン手前の花道は広い。
砂地に囲まれた砲台気味のグリーンが待ち受ける。手前の花道から、まるで陸にある“アイランドグリーン”だ。左サイドの木々が気になり、ピンが奥に切られると難易度が高くなるはず。
折り返しのパー4は、ティショットの落としどころがカギになりそう。右から傾斜しており、ファーストバウンドの地点によってランが期待できる。アプローチが難しいので、確実にグリーンをキャッチしたい。
バックナインの入り口は緩やかな右ドッグレッグのパー4。ティショットでフェアウェイセンターから左サイドを捕らえたい。緩やかに奥に傾斜しているグリーンの左手前は巨大な砂地。トラブルは避けたい。
今大会で最も長いホール。風の影響が無ければまず2オンは難しい。ティショットでまず右サイドの砂地を避け、セカンドはフェアウェイ中央にあるバンカーに注意を払いながらレイアップ。アプローチまで高いショット精度を要求される。
フェアウェイが広くチャンスホールとなるが、ドライバーでの落としどころは左足下がりになっているため、刻みも得策。また、グリーンまで約300ヤード地点にティグラウンドが新設されており、日によっては1オンが出る可能性も。
後半9ホールでは最もタフになりそうだ。距離が長い上に、ティを過ぎたところからグリーンまで右サイドに大きな水路が流れている。グリーンの左には深いバンカーがあり、出すのにも苦労しそう。悲劇が生まれそうなモンスターホールだ。
1番からスタートした選手たちは5番ホールから9ホール連続で西に向かってプレーするが、ここで折り返す。距離の長いパー3はまず確実にティショットで、奥に下る砲台グリーンを捕らえることが必須になる。
フェアウェイのレイアウトはうねっているが、基本的なルートはストレート。風を計算に入れながら、小さいグリーンを攻略。グリーンの右手前は広いが、左手前から左サイドは砂地になっている。
巨大な池を越えるティショットを放った後は、第2打は右サイド、第3打は左サイドの縦に長いバンカーを避けなければならない。とはいえ、風次第で2オンのチャンスは十分。トーナメントの終盤は勝負をかけるホール。
グリーン手前に大きな池。ミスショットで右に曲げるか、ショートなら容赦なくダブルボギーのピンチ。深いラフはあるが、逃げるなら左サイドだ。確実にパーを拾うことができれば、距離のある最終ホールへも気持ちよく入れるはず。
ロングヒッターであればフェアウェイ右サイドの大きなバンカーと丘を越えるチャンスもあるが、多くの選手はロングアイアン、ミドルアイアンの精度を試される。眼下に広がる大西洋から賛辞を受けるのは果たして誰か?