我慢を続けながら増田伸洋は連日60台をマーク。最終日に爆発できるか

三重県のTOSHIN Lake Wood Golf Clubで開催中の国内男子ツアーの第14戦「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN LakeWood」3日目。ツアー通算2勝目を狙う増田伸洋が、最終日を前に単独首位のドンファン（韓国）に4打差の4位タイにつけた。

予選ラウンド2日間を「67－68」と粘り強くスコアを伸ばしてきた増田は、この日も出入りの激しい展開を制した。出だし3ホールで2つのバーディを奪うものの、続く4番ではダブルボギー。しかし6番（パー5）では残り175ヤードの第2打を7番アイアンでピンそば2.5メートルにつけてイーグルを奪うなど、舞台の山岳コース同様アップダウンを繰り返す。

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前半「34」で折り返すと後半は4バーディ、2ボギー。2日目同様「68」をマークしたが息切れしそうなゴルフに「手応え？無いですね」と笑う。2006年の「マンダムルシードよみうりオープン」以来の優勝へのチャンス到来も「オレはこんなもん、と無理せずにやりたい」と、つとめて冷静だ。

しかしホールアウト後は、そわそわと落ち着かない様子。理由があった。千葉・流通経済大学付属柏高時代までは将来有望なラガーマン。ニュージーランドで開催中のラグビーW杯、日本－フランス戦が気になってしょうがなかった。「もう一度、体を作ってやりたいとも思う」と当時を懐かしむほど。日本代表は敗れてしまったが、彼らの奮闘ぶりに一気に刺激される可能性もある？（三重県津市／桂川洋一）