諸藤将次の圧倒的なビッグドライブは、今後ツアーのひとつの名物となるだろうか

国内男子ツアーの第14戦「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN LakeWood」は8日（木）から4日間、三重県のTOSHIN Lake Wood Golf Clubで開催される。前週の「フジサンケイクラシック」でツアー初優勝をマークした諸藤将次は7日（水）、当地で練習。祝福ムードに包まれながらも、気持ちを新たにして試合に臨む。

ツアー屈指の飛距離を武器に36ホール決戦となった「フジサンケイクラシック」を制した諸藤。優勝の直後から「すごいです。返せないくらい…」と言うほどの祝福の電話やメールが相次いだ。福岡・久留米市内の実家には、たくさんの花束や贈り物が届けられており、余韻はいまだ冷めやらない。

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しかし本人は依然としてその実家には戻っておらず、優勝した翌日の今週月曜日には都内のトレーニング施設を訪れた。昨年6月から、お世話になっているジムにはオフの自主トレをともにした、米メジャーリーグで活躍した大投手、野茂英雄さんの姿も。「おめでとう」の言葉よりも強く「これからが大事、次が大事なんだ」と、はっぱをかけられた。

2006年のプロ転向後、シード権を初めて確保したことで早くもオフの練習計画をイメージできることが嬉しい。そして後半戦の「三井住友VISA太平洋マスターズ」や「ダンロップフェニックス」などビッグトーナメントでのプレーを心待ちにする。「恥ずかしくないプレーをしたい」と志も一新し、再スタートを切る。（三重県津市／桂川洋一）