-世界ナンバー1の座を失ったら落胆されますか？
タイガー・ウッズ
「落胆しますが、それは僕が優勝できていないということに落胆するんです。99年から毎年優勝を重ねてきたので、ランキングはそれについてきただけ。ですからランキング1位を誰かに奪われるということは、いままでに比べて優勝回数が減ったということですし、また勝ちたいと思っている試合に勝てていないということですからね。いままでは毎年メジャーで勝ってきていました。またWGCでも勝ってきていましたからね」

-ビジェイ・シンについては？
タイガー・ウッズ
「彼の実力と才能には充分な賛美を誰もが送るべきだとおもうよ。彼は努力によって、素晴らしいプレーのレベルを得た上に、それを維持しつづけている。またビジェイは参戦するほぼ全ての試合で優勝争いに身を置いている。それは凄いことなんだ。彼は僕のように休暇をとらないからね」

-2位に転落しても精神的に大丈夫ですか？
タイガー・ウッズ
「いつかは起きることだからね。それが現実だよ。永遠に世界ナンバー1でいられるはずがない。誰かによっていずれ抜かれる。それが、自分より素晴らしいプレーをする選手の出現かもしれないし、僕が不調になるかもしれないし、僕が年をとって若者に追い抜かれるかもしれない。どんな理由にせよ、いずれはナンバー1ではなくなるんだよ。これが現実だよ。未来にはニクラスや僕の記録を塗り替える若手が登場するだろうし、スポーツはそうやって歴史を刻んできているんだ」

◇タイガーの世界ランキング＜2位との差＞変動
01年マスターズ後 ：18.37ポイント
02年マスターズ後 ：6.27ポイント
02年終わり ：8.00ポイント
03年終わり ：4.81ポイント
04年5月4日現在：2.14ポイント