アイアンショットに不満を残すも納得のラウンドとなった有村智恵

2010年大会で優勝を果たした有村智恵が「スタジオアリス女子オープン」に戻ってきた。しかし、その2年前とは「自分の状態が違うので優勝を狙う状況ではないです」と話す有村。前週からツアー復帰を果たしたが、8オーバーを叩き予選落ち。しかし、今大会は2オーバーの27位タイと安定したゴルフで初日を終えた。

「先週と比べたらゴルフができるようになってきた」と、ホールアウト後に話す有村。しかし、まだ全快ではなく80％程度の仕上がりだという。「私の一番の武器はアイアンショットのライン出しなのですが、それがまだ出来ていないので･･･」アイアンでピンを狙っていく方向性、さらには距離感がイメージ通りにいかないことを嘆く。

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「今日は74打で上がれましたが、そのうち5打ですかね良かったのは。残りの69打は手ごたえがないというか・・・。でも、ミスの範囲が良い方に行ってくれたので、先週とは比べられないですね」と笑顔で続ける。

有村が現在抱える“手首痛再発の不安”という点については、「今週は大丈夫だと思います」ときっぱり話す。その要因は、先週の葛城ゴルフ倶楽部に比べ、花屋敷ゴルフ倶楽部のフェアウェイが比較的軟らかいことにある。大会前日の夕方から集中豪雨が降り、全体的に軟らかくなっているからだ。相性の良いコースで好成績を残し、不安から開放されるか、2日目のゴルフが注目される。（兵庫県三木市／本橋英治）