この日はショットが安定せず42位タイと出遅れてしまった有村智恵

2年ぶりの大会制覇を目指して迎えた、国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」初日の有村智恵。3番パー3でティショットを左に引っ掛けて、グリーン手前のバンカーに入れてしまった。

ライナー性の弾道でバンカーに入ったボールは、土手の下にめり込む目玉状態。2打目で脱出したが、バンカーのすぐ先のラフに運ぶのが精一杯。このホールでボギーを先行してしまうが、続く4番ですぐにバーディを奪い返す。

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9番パー5でもバーディを奪い1アンダーで折り返した有村だが、14番ではアプローチをミスし、15番ではティショットを曲げてしまった。後半はバーディを奪えず、連続ボギーを叩いてしまい1オーバーの42位タイと少し出遅れることになった。

クラブハウスに引き上げる有村の表情はいつになく険しい。そして開口一番「まだまだ、全部ヘタだと思いました」と、反省の言葉を口にする。大会前日には「とことん行きたい」と話していたが、「難しいピン位置を切られたときに、何も考えずに構えられなかったりして・・・。イメージ通りやっていこうと思うけど、噛み合わなかったりして、迷いがない状態で構えられるようになりたい」と、一言一言をかみ締めた。（長野県北佐久郡／本橋英治）