49位に後退した宮里藍。集中力を高めるには、適度な息抜きも必要か ※画像はスタジオアリス女子オープン

宮里藍の2試合連続優勝をかかる、「ベルマイクロLPGAクラシック」。首位に6打差で決勝ラウンドを迎えた宮里は、スタートホールの1番で3メートルを沈め、幸先良くバーディ発進。追い上げへの期待が高まる滑り出しとなる。

だが、「良い精神状態ではあったけど、集中力が今ひとつだった」という宮里は、続く2番でカラーから3パットのボギー。続く3番でも3パットのボギー、さらに4番でもボギーを叩き、3連続ボギーで勢いは完全に削がれてしまう。

＜＜　下に続く　＞＞

「ストロークうんぬんじゃなく、モチベーション、集中力の問題。その辺が自分でうまく盛り上げられなかった」。後半に入ってもショット、パットとの噛み合いが悪く、15番でも3パットのボギーを叩くなど、この日2バーディ、5ボギーの「75」。通算イーブンパーの49位タイに後退し、首位の背中は大きく遠ざかってしまった。

「体はなんともないけど、昨日も何度か目が覚めて寝られなかったので、大事なところでガッと（集中力が）沸いてこなかった」と、体力的ではなく精神的な問題を口にする宮里。「集中力があればアンダーパーも出せる。明日はうまく気分転換して、ゲームの流れを作っていければいいと思います。映画でも見ますか、やることも無いですからね」。今週はプロアマ戦を欠場して体力の回復を図っていたが、知らず知らず、精神的な疲労も溜まっていたのだろうか。