2023/06/06米国女子

女子ゴルフの次世代スター ローズ・チャンのプロ初優勝ギア

◇米国女子◇みずほ アメリカオープン 最終日(4日)◇リバティーナショナルGC (ニュージャージー州)◇6656yd(パー72) 20歳のローズ・チャンが推薦出場したプロ初戦で初勝利を飾った。単独首位から出た最終日に2ボギー「74」とスコアを落としたが、通算9アンダーで並んだジェニファー・カップチョとのプレーオフを2ホール目で制した。 キャロウェイゴルフと用具契約を結んでおり、1Wは最新の「パラダイム トリプルダイヤモンド」を使用。ピンそば2mにつけて勝負を決めたプレーオフの第2打は同シリーズのウッド型ユーティリティで放った。アイアンの「APEX」は2021年初旬発売のやさしさを兼ね備えた軟鉄...
2023/06/19PGAツアーオリジナル

パターは先輩のモデル クラークのメジャー初優勝ギア

◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(18日)◇ロサンゼルスCC(カリフォルニア州)◇7423yd(パー70) 激戦を制したウィンダム・クラークがメジャー初優勝を遂げた。前半6番までに2つスコアを伸ばした“貯金”を残りホールで使い果たした中盤以降の内容は好セーブの連続。最高峰のフィールドでロリー・マキロイ(北アイルランド)、リッキー・ファウラー、スコッティ・シェフラーら実力者を抑えた。 最終日のフェアウェイキープ率77%(10/13)を支えたのはタイトリストのTSi3ドライバー。5月にPGAツアー初勝利を挙げた2020年秋モデルへの信頼は厚く、メジャーで大活躍した。 クラークは前半8番(パ...
2024/03/04優勝セッティング

「愛を感じた」超特注アイアン 幡地隆寛の初Vギア

◇アジアン&豪州ツアー共催◇ニュージーランドオープンby SKY SPORT 最終日(3日)◇ニュージーランド・ミルブルックリゾート(コロネット、リマーカブルズ両コースの複合コース=6964yd/パー71) 幡地隆寛が「67」とスコアを伸ばし、スコット・ヘンド(オーストラリア)を振り切って初優勝を果たした。彼の14本とボールには、昨年からの変更点がいくつかあった。 ドライバーは操作性重視の「TSR4」を継続。昨年11月「ダンロップフェニックス」でブルックス・ケプカと一緒に回り、インスパイアを受けて作った一本だ。スプーン「TSR2+」とハイブリッド「TSR2H」も含めて不動の“クリーンアップ”と...
2024/04/02PGAツアーオリジナル

バッグの中は“新旧ミックス” シュテファン・イエーガーの初Vギア

◇米国男子◇テキサスチルドレンズヒューストンオープン 最終日(31日)◇メモリアルパークゴルフコース(テキサス州)◇7435yd(パー70) シュテファン・イエーガー(ドイツ)が、5人が並ぶ首位タイから出た最終日に4バーディ、1ボギーの「67」でプレー。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、前回大会覇者のトニー・フィナウらを1打差で振り切ってツアー初優勝を挙げ、2週後に迫った今季海外メジャー初戦「マスターズ」(4月11日開幕/ジョージア州・オーガスタナショナルGC)への初出場も決めた。 ピンとクラブ契約を結ぶイエーガー。ドライバーは現行モデル「G430 LST」を使用する一方で、アイアン...
2023/11/20PGAツアーオリジナル

大物新人は旧作が好み? ルドビグ・オーベリの優勝ギア

◇米国男子◇ザ・RSMクラシック 最終日(19日)◇シーアイランド・リゾートGC(ジョージア州)◇シーサイドコース(7005yd/パー70) 今季プロ転向した24歳のルーキー、ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)が大会レコードを更新する通算29アンダーで米ツアー初優勝を飾った。「61」を並べた決勝ラウンド「122」ストロークは、最後の36ホールにおけるツアー最少記録を1打更新。元アマチュア世界ランキング1位の逸材が、週末に加速をつけて並み居る先輩プロを圧倒した。 クラブ契約フリーのバッグの中身はタイトリスト中心で、旧作がその多くを占めている。2番アイアンは2017年モデルのタイトリスト「71...
2024/07/08PGAツアーオリジナル

バーディ数1位で大会記録 トンプソンの初優勝ギア

◇米国男子ツアー◇ジョンディアクラシック 最終日(7日)◇TPCディアラン(イリノイ州)◇7289yd(パー71) 25歳のデービス・トンプソンが8バーディ、1ボギーの「64」でプレー。大会レコードを1打更新する「256」ストローク、通算28アンダーでツアー初優勝をあげた。 優勝クラブはタイトリストとピンが中心。4日間のバーディ数は「30」とフィールド1位を記録し、シーズン全体でも9位と上位につけている。フェアウェイキープ率は71.43%(40/56)で25位だった。 <最終日のクラブセッティング> ドライバー:タイトリスト TSR3(9度) シャフト:三菱ケミカル ディアマナ DF(70...
2023/04/18優勝セッティング

マキロイと同型パターで課題を克服 岩井明愛の優勝ギア

◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日(16日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6623yd(パー72) 1打差を追って最終日をスタートした岩井明愛が「72」でプレーし、通算7アンダーとしてツアー初優勝を飾った。緊張感が増す最終組の中で冷静に状況を把握しながらショットをコントロールし、後続を1打差で振り切った。 クラブは用具契約を結ぶヨネックス製が中心。ユーティリティは入れずにウッド系は3本で構成し、“飛び系アイアン”の「EZONE FS」を入れて飛距離の調整をしている。 「今週は結構よかった」と話す得意のアプローチも初優勝の支えに。最終18番(パー5)ではグリーン右に外したラフから...
2023/03/20優勝セッティング

「ハマってくれた」センターシャフト 青木瀬令奈の優勝ギア

◇国内女子◇Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 最終日(19日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6419yd(パー72) 青木瀬令奈がボギーなしの8バーディ「64」でプレー。通算17アンダーで4打差を逆転し、ツアー4勝目をあげた。 セッティングは、前回優勝の2022年7月「資生堂レディス」からアイアンとパターを変更。アイアンは昨年11月発売の住友ゴム工業(ダンロップ)「スリクソン ZX5 Mk II」(8番)と、「スリクソン ZX7 Mk II」(9番、PW)が投入された。 パターはオデッセイ「ホワイト・ホット OG #1WCS」で、開幕戦から3週連続の変更だった。「センターシャフトは久しぶ...
2023/10/30優勝セッティング

新作&長めのシャフトで飛距離向上 リ・ハナの初優勝ギア

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント最終日(29日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6650yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆5629人) 韓国のリ・ハナがツアー初優勝を挙げた。クラブ契約はフリーだが、キャロウェイを中心に14本をそろえている。 1Wのシャフトは10月6日発売のUST マミヤ「LIN-Q BLUE(リンク ブルー)EX」を愛用する。 「UST マミヤのスタッフさんといろいろ相談しました。シャフトがすごく合って飛ぶようになりました」 また、2週前からシャフトを45.25インチから46インチに変更。0.75インチ(約1.9センチ)の差が飛距離アップに直結したという。 山...
2023/10/17優勝セッティング

前作回帰ドライバーと“今季初”マレット 岩崎亜久竜の日本オープン制覇ギア

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(15日)◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪)◇7315yd(パー70)◇晴れ(観衆7718人) 25歳の岩崎亜久竜が日本最高峰のナショナルオープンでツアー初優勝を飾った。3打差7位から6バーディ、1ボギーの大会自己ベスト「65」をマークして逆転。サンデーバックナインは1組うしろをプレーする石川遼の追い上げを感じながらボギーをたたかず、最終18番(パー5)も狙ってバーディを獲り切る強さを見せた。 1カ月ほど前から1Wを前作のテーラーメイド ステルス プラスに戻した。今季挑戦したDPワールドツアー(欧州ツアー)で苦戦を強いられた中、「ホント...
2023/08/21優勝セッティング

フェード重視のクラブ選び 蛭田みな美の初Vギア

◇国内女子◇CAT Ladies 最終日(20日)◇大箱根CC(神奈川県)◇6638yd(パー72)◇曇り(観衆2609人) プロ8年目でツアー初優勝をあげた蛭田みな美。クラブセッティングについて尋ねると、最近は持ち球をフェードに変えたことで「フェードが打ちやすいクラブにしている。セッティングの中では大事なポイントになる」と説明した。 クラブ契約はフリーで、ピン、ヤマハ、キャロウェイ、タイトリストといった複数のメーカーがバッグに混在する。クラブ選びについては、キャディを務めた父・宏さんが選んだモデルを勧められることも。「そこらへんは父のほうが詳しいし、頼っている」と蛭田も信頼を寄せている。過去...
2023/06/26優勝セッティング

「バランス変わりやすい」パターに3グラムの鉛 申ジエ優勝ギア

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 最終日(25日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6650yd(パー72)◇曇り(観衆2536人) 韓国の申ジエがプレーオフで岩井明愛を退けてツアー30勝目をあげた。3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」以来の頂点だった。 クラブセッティングはユーティリティとパターに変更があった。テーラーメイド ステルス2 レスキュー(4番22度、5番25度)を投入した。 パターはオデッセイ TRI-BEAM(トライビーム) #1に鉛を貼った。 「パッティングは感覚が大事なので、1~2グラムでもバランスが変わりやすい。ちょっと重くて手に力が入っていたので軽くしました」 前...
2021/06/07優勝セッティング

「しっくりきた」パターでノーボギー 笠りつ子の優勝ギア

◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 最終日(6日)◇ヨネックスCC(新潟県)◇6435yd(パー72) 笠りつ子が3日間ノーボギーを貫き、通算12アンダーでツアー6勝目を挙げた。 大会を通じて1ラウンドの平均パット数は28.33とグリーン上で安定。最終日は6番(パー5)で3m、11番では4mを沈めてバーディを奪った。 パターは昨年8月「ニトリレディス」から「しっくりきたので」とオデッセイ ホワイト・ホット OG #1を投入している。 パッティング練習について「カップを見るんじゃなくて、ラインに出す練習をずっとしている。それまでは出球がバラバラだったりしていたが、しっかりとライン上...
2021/06/08優勝セッティング

ナイキ3W、オデッセイ名器「気に入ったら使い続ける」木下稜介の初優勝ギア

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 最終日(6日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71) 単独首位から出た木下稜介が4バーディ、1ボギーの「68」で通算14アンダーまで伸ばし、初優勝をメジャータイトルで飾った。惜敗を重ねてきたツアー本格参戦8年目。今シーズンだけで3度目となる最終日最終組のプレーで後続に5打差をつけてぶっちぎった。 パーオン率は今季ツアーナンバーワンの70.99%、“飛んで曲がらない”トータルドライビングでも4位につけるショットメーカー。「気に入ったものは使い続ける。テストはするけど、なかなか替えられない」とセッテ...
2021/06/01優勝セッティング

3W抜いて4I投入 勝みなみの復調Vを支えたギア

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 最終日(30日)◇セントクリークGC (愛知)◇6605yd(パー72) 最終組からトップを1打追ってティオフした勝みなみが逆転でツアー通算5勝目を挙げた。 出だし1番のティショットをフェアウェイに運んでスタートを切ったが、2打目でグリーン右のバンカーに入れて“目玉”になってダブルボギーを先行させた。不穏な空気が漂いそうになったが、(1) ショットのスイングをテイクバックからフォローにかけて「大きくスイングするイメージ」と意識を変え、(2) パッティングではリズムに気をつけながら「目線をシャフトのあたりというか、ボールの手前を見るように」と徹底して、結果に...
2021/03/22優勝セッティング

5Wと3UT入れ替えも 小祝さくらの優勝ギア

◇国内女子◇Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日(21日)◇鹿児島高牧CC (鹿児島)◇6424yd(パー72) 大会期間中で最も強い風と小雨が降り注いだ最終日、小祝さくらが逆転で21年初戦に続くシーズン3勝目を挙げた。「天候(の影響で)でみんな伸ばしていない状態だったのでそれがついていたかな」と謙虚な姿勢を見せつつ、「後半は耐えるホールが多かった。そこをしっかりボギーにせずにパーを拾えたことが大きかったです」と勝因を振り返った。 課題として取り組んできた「低い球」が奏功した。「ゴルフをしていると風が強い時も多い。(ショット時の弾道で)自分は球が高いので、そういう日に必要だと思っ...
2022/10/09国内女子

小祝さくら“練習・ギア・メンタル”の変革 スリクソン新ドライバーは4連勝

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 最終日(9日)◇東名CC(静岡)◇6570yd(パー72) これまで手にした8つのタイトルの中で、最も実感がない勝利だったかもしれない。「納得のいくプレーではなかった。ショットは思い通りいかなかった。課題を残した感じです」。グリーン上でもこの日、小祝さくらの最初のバーディパットが決まってくれたのは後半10番。「耐えたゴルフで勝てたのはうれしいです」と54ホールボギーなしで終えたことを勝因に挙げた。 2日目の日没順延を回避した24歳はこの日、午前6時半に起床した。わずか30分後には未消化分を再開させた他選手はもちろんタフなスケジュール。その...
2021/03/15優勝セッティング

全5メーカーのいいとこ取り 稲見萌寧の優勝ギア

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 最終日(14日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72) 最終日のスコアは「76」。風向きがクルクル変わる難しいコンディションだったとはいえ、3打差首位から出て後続に飲み込まれながらも、3ホールのプレーオフを制した稲見萌寧の粘りが光った圧巻のツアー3勝目となった。 「2日目まではすごい順調で、自分でもうまいなと思うくらいのショット。3打差は初めてだったけど、自分で追い詰めちゃうんですよね…。ギリギリで勝つというのが自分らしい」と、追い込まれると力を発揮する大の負けず嫌いという性格もハマった。 勝敗を分けたプレーオフ3ホール目のアプローチは「...
2021/03/08優勝セッティング

スリクソンZX5 ドライバーで安定感 小祝さくらの優勝ギア

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(7日)◇琉球GC(沖縄県)◇6561yd(パー72) 2打差3位で最終日を迎えた小祝さくらが後半から追い上げを見せ、逆転のツアー通算3勝目を飾った。 雨もあがった後半11番(パー5)。残り60ydの3打目を58度で放つとピンそば1m弱にピタリとつけ、バーディを奪取して勢いをつけた。そして、優勝を決めた最終18番でも「『同じ距離に残せたらいいね』とキャディさんと話していた」とプレーを再現し、バーディ。狙い通りのプレーで勝利を手繰り寄せた。 4日間を通じて、「パットがいい日もあれば、ショットがいい日もあって、うまくかみ合ってくれた」と振り返った。20...
2020/11/30優勝セッティング

完全Vでメジャー2勝目を挙げた原英莉花の優勝ギア

◇国内女子メジャー第3戦◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 最終日(29日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6543yd(パー72) 21歳の原英莉花が完全優勝で、ツアー通算3勝目を挙げた。10月「日本女子オープン」に続くメジャー連勝。メジャー初制覇の時と比べて、「今週は全く自分のショットに信頼を置けなかった。最終日に出る前、結構不安で『どうなるかな』という気持ちはあった」と振り返った。支えたのは14本のクラブだ。 優勝争いに拍車がかかった後半、14番でボギーをたたいてスコアを伸ばせずにいた。続く15番でも2打目をグリーン奥のラフへと転がし、ピンまで20ydとピンチを迎えたが、「イメージ通り打てました...