1998/06/18全米オープン

ジャンボは時間非厳守? マーチン人気が沸騰

練習日、ジャンボ尾崎は必ずおくれてティアップしていた。 練習ラウンドのスタート予定時間はボードに掲示され、ギャラリーはそれを目安にティグラウンドに集まってくる。しかし水曜日もボードに表示の1時10分、ジャンボの姿は見えなかった。 この水曜日だけでなく、ジャンボはほぼ必ず遅れてやってくる。だいたいスタート時間ごろにコースにあらわれるのが普通で、それから体を温めたり練習したりするのだから、予定どおりティオフできるわけがない。 水曜日、最終ティオフの時間は午後3時と決められていた。この最終タイムを予約していたのはニック・ファルド。後ろを気にせずゆっくりゆっくりプレーしたかったらしい。 しかし予...
1998/04/13マスターズ

ガマンのオメーラ、メジャー初制覇!勝利を決めた最終18番の6メートル!

トーナメントには必ず触媒のような働きをする選手がいる。触媒という表現も、本当は少し違うのだが、その日の原動力となるような選手。はなばなしくバーディをとったり悲劇のダボを叩いたり、結果としては平凡なスコアに落ち着いたとしても、試合ぜんたいとしてのエネルギー量を押し上げる働きをする影のヒーロー。 3日目はフィル・ミケルソンがそれに近かった。試合をかき回し、活気づけた。そして最終日はもちろんフレッド・カプルスがそうだ。試合の流れぜんたいを方向づける選手であり、同時にトーナメントリーダーとしての座も兼ねそなえてのプレー。 デュバルはアウトインの折り返しで一気に7アンダーまで上昇。その後は穏やかに9アン...
1998/04/12マスターズ

復活カプルス、二度目の勝利なるか?ミケルソン、エイジンガーらがぴったり追随!

まるで今までは予行練習、本当のお祭りは土曜日から始まる、そんなスケジュールだったかのように映る。寒さと風はおさまり、うららかな春の日差しと小鳥の鳴き声がオーガスタに戻ってきた。予選ラウンドだけでオーガスタを去る羽目になったジャンボや丸山は、ひどく損をしてしまったような気がしたに違いない。 風が微風になり、選手たちにアイアンの距離カンがよみがえった。ようやく、ボールを自在にあやつってピンを攻めたり、コントロールしたりというテクニックが通用するようになった。だからオーガスタが易しくなったというわけではないが、「これがマスターズだ」という安心できる内容になった。 フレッド・カプルスが自信をもってプレ...
1998/04/11マスターズ

過酷なコンディションに上位のスコア伸びず 丸山、雪崩の80、尾崎も予選落ち!

初日のアウトでは快進撃。短い時間とはいえ、一時は単独トップにまでいった丸山茂樹だが、やはりマスターズという試合は特別だった。2日目は信じられないようなゴルフでボギーの連発。なんと80を叩いてしまった。 しかしゴルフ内容そのものが特に悪かったわけではない。ショットは決して悪くはないし、これが日本だったら十分60台でホールアウトできたような内容だった。しかしオーガスタナショナルでバーディを奪うためには精密なピンポイント攻撃が必要なのだろう。ほんの50センチ、1メートルの落下地点の違いが、実際には何十メートルもの差となって跳ね返ってくる。 「ショットはよかった」と丸山も言っていた。「でもパットがあれ...
1998/04/10マスターズ

嵐のオーガスタ、大活躍のマル 丸山茂樹はイーブンで明日へ継続!

やるかもしれないとは予想されていた。しかし本当にマルがこんなに活躍するとは・・・。 丸山茂樹が大健闘している。2アンダーの横並び集団から最初に抜け出したのは丸山。9番で3メートルのバーディパットを放り込んで、たった1人の3アンダー。フレッド・カプルスがやはりバーディを決めるまでのたった10分間とはいえ、マスターズ・トーナメントの単独首位! しかしこのままでは終わらせてくれないのがマスターズだ。10番ではカラーからのパットがまさかの転がりでオーバー。マルの顔がここで初めて曇った。ホギー。これで2アンダーとして、2位グループへ後退。 11番のパットも惜しかった。バーディトライがわずかに外れてのパ...
1998/04/09マスターズ

やっぱりタイガー人気はすごいオーガスタ。丸山はショット好調で、いい感じです

練習日からギャラリーはむちゃくゃ入っていた。比較するのもどうかと思うが、多分、ダンロップフェニックスの最終日より多かったと思う。 月曜日、丸山茂樹はグレッグ・ノーマンと一緒に9ホールの練習ラウンド。スーパースターとの得難いラウンドだったが、ことショットに関しては、ノーマンより調子よさそうに見えた。見えただけでなく「ショットはいいよ」と丸山自身も自信を持っている。 4時半近く、今年の大本命、タイガー・ウッズが突然練習グリーンに現れた。ちょっと遠慮気味の丸山だったが「ほら、挨拶しなくっちゃ」と江連プロ(週刊GD特派)に促され「ヘイ、タイガー」と意を決してて声をかけた。 しかしタイガーの周囲はタ...
2020/03/02欧州男子

フィンランドの21歳がツアー初優勝/オマーンオープン

プロ2年目の21歳サミ・バリマキ(フィンランド)が通算13アンダーで並んだブランドン・ストーン(南アフリカ)をプレーオフ3ホール目で下し、ツアー初勝利を遂げた。 バリマキ、ストーンを含む6人が首位に並ぶ大混戦で、最終日をスタート。「70」で回った2人がプレーオフに進んだ。 アドリアン・サディア(フランス)が通算12アンダーの3位。ミッコ・コルホネン(フィンランド)とグイド・ミグリオッティ(イタリア)が通算11アンダーの4位で終えた。...
2019/12/19欧州男子

アダム・スコットが地元で15位発進 堀川未来夢は43位

◇欧州◇オーストラリアPGA選手権 初日(19日)◇RACVロイヤルパインズリゾート (オーストラリア) ◇7364yd(パー72) 地元オーストラリアのルーカス・ハーバートとブレット・ランキンが「67」でプレーし、5アンダーの首位に並んで滑り出した。 ウェイド・オームスビー、ミンウ・リー(ともにオーストラリア)ら5人が1打差の4アンダー3位で続いた。 前週の「プレジデンツカップ」に世界選抜として出場した地元勢のうち、アダム・スコットは2アンダーの15位で発進。キャメロン・スミスは2オーバーの89位と出遅れた。 日本勢から唯一出場する堀川未来夢は「72」5バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「7...
2019/12/18欧州男子

「プレジデンツ杯」メンバーが母国で連戦 堀川未来夢がエントリー

◇欧州◇オーストラリアPGA選手権 事前情報◇RACVロイヤルパインズリゾート (オーストラリア) ◇7364yd(パー72) 11月にスタートした2020年シーズンの第3戦が、19日にオーストラリア東部のゴールドコーストで開幕する。 前週に南東部のメルボルンで行われた「プレジデンツカップ」で熱戦を演じたオーストラリアのアダム・スコットとキャメロン・スミスが出場。スミスは大会3連覇を懸けた一戦となる。 日本人は堀川未来夢がエントリー。日本ツアーを主戦場にするブラッド・ケネディとアンソニー・クウェイルが母国タイトルに挑むほか、米国のキャメロン・チャンプが出場する。 大会が終わるとツアーは短いオフ...
2019/12/09欧州男子

18歳のホイゴーが初優勝 三つどもえのプレーオフ制す

◇欧州&アジアン◇アフラシアバンク・モーリシャスオープン 最終日(8日)◇ヘリテージGC (モーリシャス) ◇7111yd(パー72) 18歳のラスムス・ホイゴー(デンマーク)が通算19アンダーで並んだ3人のプレーオフを3ホール目で制し、ツアー初優勝を遂げた。 レナート・パラトーレ(イタリア)、アントワン・ロズナー(フランス)が2位。 ベンジャミン・エベール(フランス)、トーマス・デトリー(ベルギー)ら4人が通算18アンダーの4位で終えた。...
2019/12/08欧州男子

初優勝争いが過熱 3人が首位で最終日へ

◇欧州&アジアン◇アフラシアバンク・モーリシャスオープン 3日目(7日)◇ヘリテージGC (モーリシャス) ◇7111yd(パー72) 通算16アンダーのカルム・ヒル(スコットランド)、トーマス・デトリー(ベルギー)、アントワン・ロズナー(フランス)の3人が首位に並んで最終日へ進んだ。いずれもツアー初優勝を懸けた戦いとなる。 通算15アンダーの4位に、キム・シバン(米国)とラスムス・ホイゴー(デンマーク)。通算14アンダーの6位にブランドン・ストーン(南アフリカ)とレナート・パラトーレ(イタリア)が続いた。...
2019/12/07欧州男子

カルム・ヒルが首位に浮上 水野眞惟智は予選落ち

◇欧州&アジアン◇アフラシアバンク・モーリシャスオープン 2日目(6日)◇ヘリテージGC (モーリシャス) ◇7111yd(パー72) 15位から出たカルム・ヒル(スコットランド)が9バーディ、1ボギーの「64」でプレーし、通算12アンダーの単独首位に浮上した。 通算11アンダーの2位に、マチュー・パボン(フランス)、トーマス・デトリー(ベルギー)、ブランドン・ストーン(南アフリカ)の3人が続いた。 35位からスタートした水野眞惟智は2バーディ、3ボギーの「73」とし、通算1アンダーの85位。予選カットラインに2打届かず予選落ちだった。...
2019/02/13欧州男子

最終日は6ホールマッチプレーで決着 池田、川村、片岡が出場

◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 事前情報◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72) 欧州、アジア、オーストラリアの3ツアー共催競技は3年目の開催を迎える。3日目まではストロークプレーで争い、上位24人が最終日の6ホールマッチプレーに進む変則フォーマット。日本からは池田勇太、川村昌弘、片岡大育の3人が出場する。 昨年大会はキラデク・アフィバーンラト(タイ)が優勝。日本からは谷原秀人、宮里優作、小平智、片岡の4人がエントリーし、宮里の11位タイ(マッチプレー2回戦敗退)が最高位だった。 フォーマット詳細は以下の通り。 <初日と2日目>...
2019/02/17欧州男子

フォックスがツアー初優勝 池田勇太は2回戦敗退

◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 最終日(17日)◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72) 3日目までのストローク戦上位24人による6ホールマッチプレーの決勝トーナメントが行われ、ニュージーランドのライアン・フォックスがツアー初優勝を飾った。 ストローク戦を5位タイで通過したフォックスは2回戦から出場。ジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ)、ポール・ダン(アイルランド)らを破って勝ち進み、決勝戦でアドリアン・オタエギ(スぺイン)に3&2で勝利した。 3位決定戦は、ダンがスコット・ビンセント(ジンバブエ)を1アップで破った。 同じく2...
2019/02/16欧州男子

池田勇太が5位で決勝T進出 6ホールマッチ2回戦から登場

◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 3日目(16日)◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72) 66人が進んだ第3ラウンドを終えて、37位から出た池田勇太は「66」をマーク。通算8アンダーの5位タイに浮上し、上位24人が6ホールマッチプレー戦で競う最終日の決勝トーナメント進出を決めた。 池田は“裏街道”の10番スタートから7バーディ、1ボギーとチャージをかけて急浮上。マッチプレー2回戦からの登場となる上位8人に食い込んだ。 通算10アンダーの首位でマッチプレーに進んだのは、「64」で回ったペール・ランフォース(スウェーデン)。通算9ア...
2019/02/15欧州男子

池田勇太は37位で決勝へ 片岡、川村は予選落ち

◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 2日目(15日)◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72) 日本ツアーを主戦場にするマシュー・グリフィン(オーストラリア)が「67」で回り、トーマス・ピータース(ベルギー)、パヌポール・ピッタヤラット(タイ)、ライアン・フォックス(ニュージーランド)と通算8アンダーで並び首位に立った。 1打差5位にリチャード・マケボイ(イングランド)ら3選手が並んだ。 池田勇太は「68」で回り通算2アンダーの37位タイで決勝ラウンドに進んだ。片岡大育は「72」で通算1オーバーの86位タイ、川村昌弘は「77」で通算9...
2019/02/14欧州男子

フィリピンとノルウェーの若手が首位 片岡、池田、川村は出遅れ

◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 初日(14日)◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72) 7連続バーディを決めた24歳のミゲル・タブエナ(フィリピン)と、20歳のクリストファー・レイタン(ノルウェー)が7アンダーとし、首位に並んで発進した。 リチャード・マケボイ(イングランド)とベン・キャンベル(ニュージーランド)が2打差の5アンダー3位で続いた。 3人が出場する日本勢は総じて出遅れた。片岡大育は5バーディ、6ボギーと出入りが激しく、1オーバーの76位。池田勇太は2オーバーの113位、川村昌弘は4オーバーの143位で初日を終えた。...
2018/12/02欧州男子

川村昌弘が3位浮上 首位に3打差で最終日へ

ともにツアー未勝利のカート・キタヤマ(米国)とジャスティン・ハーディング(南アフリカ)が通算16アンダーで首位に並んだ。 通算13アンダーの3位に、川村昌弘、セナッパ・チッカランガッパ(インド)、マチュー・パボン(フランス)の3人がつけた。7位スタートの川村は6バーディ、1ボギー「67」と伸ばし、初日3位発進からの再浮上。首位に3打差に迫り、ルーキーシーズン2試合目で早くも初優勝のチャンスを引き寄せた。 大会連覇がかかるディラン・フリッテリ(南アフリカ)は通算9アンダーの12位。アーニー・エルス(南アフリカ)は通算6アンダーの27位で最終日を迎える。...
2017/03/13欧州男子

インドの38歳が地元で連覇達成 7打差の圧勝劇

◇欧州アジア共催◇ヒーローインディアンオープン 最終日(12日)◇DLF G&CC(インド)◇7657yd(パー72) 第3ラウンドの未消化分と最終ラウンドが行われた。前年覇者のSSPチャウラシア(インド)が通算10アンダーで連覇。悪天候の続いた中で唯一オーバーパーを叩くことなく4日間を完走した。後続に7打差をつける圧勝で欧州ツアー4勝目を挙げた。 通算3アンダー2位にはガビン・グリーン(マレーシア)。23歳のマッテオ・マナッセロ(イタリア)、スコット・ジェイミソン(スコットランド)が3位となった。 米国ツアーでも活躍するラファ・カブレラベロー(スペイン)、アニルバン・ラヒリ(インド)らが通算...
2017/03/12欧州男子

暫定首位に地元チャウラシアら3人 川村昌弘は予選落ち

◇欧州アジア共催◇ヒーローインディアンオープン 3日目(11日)◇DLF G&CC(インド)◇7657yd(パー72) 順延になっていた第2ラウンドが午前7時に再開し、69人が決勝ラウンドに進出。引き続き行われた第3ラウンドも日没順延となる中、いずれも11ホールを終えて通算6アンダーとしたカルロス・ピゲム(スペイン)、エディ・ペパレル(イングランド)、前年覇者のSSPチャウラシア(インド)の3人が暫定首位に並んだ。 42人が終了していない第3ラウンドの再開は、最終日の午前7時を予定している。 通算5アンダーの暫定4位に、1ホールを残して6つ伸ばしたガビン・グリーン(マレーシア)。さらに1打差の...