2001/07/23全英オープン

「ここはボクに合っている!」D.デュバルが悲願のメジャータイトルを掴んだ!

史上稀に見る混戦。最終日のスタート時は誰が飛び出してもおかしくない状態だった。 最終組のD.デュバル、B.ランガーがスタートする時には、すでにスウェーデンのN.ファストが単独トップに立ち、各選手スコアを伸ばしていた。 しかし、ロイヤルリザムの特徴どおり? スコアを伸ばせたのは前半だけ。後半はスコアを維持することが難しくなった。終始安定したゴルフができたD.デュバルが前半に伸ばしたスコアを守り悲願のメジャータイトルを手にしたのだ。 3番ホールでバーディを奪い7アンダーの首位に並んだデュバルは、6、7番のパー5で確実にバーディを奪い9アンダーと抜け出した。そして11番のパー5では4日連続となるバー...
2001/07/22全英オープン

首位争いは激しく入れ替わり、誰が飛びだすのか!?

21世紀最初の全英オープンは、稀に見る混戦状態となった。イーブンパーの35位からスタートしたD.デュバルが、順調にスコアを伸ばし6アンダーでフィニッシュ。この時点では最終組がティオフしておらず、デュバルのスコアは後続組に飲み込まれると思われた。 案の定、上位陣がスタートすると序盤のパー5でスコアを伸ばし8アンダーで数人が並んだ。スコアを伸ばしたのは、A.チェイカ、D.クラーク。そして、後半伸ばしてきたのがI.ウーズナム、B.ランガーのベテラン2人。マスターズを制覇したベテラン2人が同じ組で回りバーディ合戦を繰り広げた。そして、初日から首位を守ってきたC.モンゴメリーも踏ん張り、序盤スコアを崩し...
2001/07/21全英オープン

首位はモンゴメリー。だが、混戦状態になってきた

初日の風は消え、穏やかな天候となった2日目。順位はめまぐるしく入れ替わった。 この全英オープンの場合、ワンウェイ、すなわち全ての選手が1番ホールからスタートするので、朝一番でスタートした選手がホールアウトしてもまだ、スタートすら迎えない選手もいる。1日の中に「四季がある」と言われる英国のゴルフ場の場合、その気象条件がスコアに大きな影響を与えることもある。 この日スコアを伸ばしたのは、いずれも早い時間にスタートした選手だった。まず、2アンダーグループからスタートしたJ.パーネビックが6アンダーのC.モンゴメリーに追いつくと、今度はJ.オギルビーが7アンダーまで伸ばして来た。しかし、後半は共にスコ...
2001/07/20全英オープン

C.モンゴメリーが欧州の意地、6アンダーで抜け出した

第130回 全英オープンゴルフがイングランドのロイヤルリザム&セントアンズで開幕した。初日は曇り空の中、風も強くまさに全英といった雰囲気に包まれた。 初日スコアを伸ばしたのは、一昨年前まで7年間に渡り欧州ツアーの賞金王の座を守り続けたC.モンゴメリーが6アンダーで単独首位に踊り出た。スタートから2連続バーディを奪ったモンゴメリーは、5番ホールでボギーを叩くが6番パー5ではイーグル。そして8番から3連続でバーディを奪い混戦を一気に抜け出した。終盤16、17番とティショットがブレ、ブッシュに打ち込みピンチを迎えたが、パーで切り抜けると、最終ホールもバーディを奪った。 2位にはB.ファクソン、C.デ...
2001/06/19全米オープン

耐え抜いた!R.グーセンがイーブンでまわり初のメジャータイトルを掴んだ!

前日、最終日の18番ホールを3パットのボギーにしてしまった、R.グーセン、M.ブルックスの2人によるプレーオフが行われた。 目前にした“優勝”を逃してしまったという萎縮した雰囲気はまったく無く、両者ともに整然とした表情でティグラウンドに現れた。 1番ホールは両者パー。ブルックスは2オン2パットだったのに対し、グーセンは2打目をバンカーに入れてしまったが、3打目はカップをかすめるリカバリー。まったく表情を変えないところは18ホールのストローク対決だが、マッチプレーのような雰囲気が漂ってきた。 先にスコアを伸ばしたのはブルックス。4番パー4でピン横2メートルからのバーディパットを決めた。しかし、6...
2001/06/17全米オープン

S.ガルシア、P.ミケルソンがスコアを伸ばし、優勝争いは激しくなってきた!

快晴に恵まれた大会3日目。前日もサスペンデッドになった為この日も早朝からラウンドが再開された。そして決勝ラウンドにっ入ると30度を超える暑さに、優勝争いも熱を帯びてきた。 日本勢で唯一決勝に残った伊沢利光は3オーバーからスタートした。2番から5番ホールまで4連続でボギーを叩いてしまい、一気に7オーバーまでスコアを落とした。その後は調子を戻し、2バーディを奪ったが、終盤2つのボギーで結局7オーバーでこの日のラウンドを終了した。 タイガーウッズは予選ラウンドを5オーバーのトップと9打差と、下から数えたほうが早い順位で通過した。 決勝ラウンドに入り、ショットはピンに絡むようになってきた。しかし、パッ...
2003/03/03欧州男子

タイガー念願のマッチプレー王者!!WGCシリーズも制覇!

2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」が、カリフォルニア州カールズバッドにあるラコスタリゾート&スパで開催された。世界ランキングナンバー1のタイガー・ウッズが順当に勝ち上がった。決勝戦では2001年全米プロ優勝者のデビッド・トムズを2アンド1で下し、念願のマッチプレー王者に輝いた。 5日間に渡って開催されたこの大会は、最終日の決勝戦のみ36ホールで争われる。スタートの1番ホールは、トムズがボギーを叩きタイガーの1アップ。3番パー5でタイガーがバーディを奪い2アップ。序盤はタイガーペースでゲームが進行した。14番で4アップになり、前半18ホールを終了した。...
2003/03/02欧州男子

決勝は大本命タイガーVSランキング6位のD.トムズ

2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」は4日目に入り、準々決勝4試合と準決勝2試合が行われた。午前中に行われた準々決勝では、大本命のタイガー・ウッズがベテランのスコット・ホークを5アンド4で下した。 今大会は全64名の選手が出場し、それぞれ4つのブロックに分けられた。タイガーはボビー・ジョーンズ ブラケットの頂点に立ち、ゲーリー・プレーヤー ブラケットを制したのはピーター・ロナードだった。このブロックにはアーニー・エルスがいたが、P.タタランギにまさかの1回戦負け。そのタタランギを2回戦で倒したロナードが準決勝まで勝ちあがった。 ベテランのジェイ・ハース...
2003/03/01欧州男子

本気モード突入!!タイガー7&6で準々決勝に進出

2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」の3日目。本命タイガー・ウッズが牙をむいた。S.リーニーを相手に1番ホールから3連続で先取。そして、12番パー3を互いにパーで分け、7アンド6の快勝を見せた。 初戦、静かにプレーしていたタイガーだが、2試合目に韓国の崔京周を5アンド3で撃破。そしてこの日の7アンド6と徐々にスコアを上げている。特に、3番、11番のパー5では、イーグルを奪いリーニーを寄せ付けなかった。 この日勝ち上がり、タイガーとの対戦が期待された伊沢利光は、スコット・ホークに4アンド3で敗れた。2番パー3でホークがボギーを叩き、伊沢が先制する形になっ...
2003/02/28欧州男子

タイガー、伊沢は勝ち残り! 丸山は撃沈

2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」の2日目。タイガー・ウッズは、今シーズン開幕から好調の崔京周を5アンド4で下し、3回戦へ進出。フィル・ミケルソンもブラッド・ファクソンを3アンド2で撃破し、デビッド・トムズも辛うじてクリス・ライリーに勝ったが、世界ランキング1桁で残っているのは3人だけ。やはりマッチプレーは、その日の調子次第で勝敗の行方が大きく変わるようだ。 初日も安定したプレーぶりを見せたタイガーは、ポーカーフェイスで感情をあまり表さない崔に対しても、マイペースのゴルフを維持し、ジワジワとリードを広げて行った。ランキング上位勢が少なくなってきたが...
2003/02/27欧州男子

ホワイトタイガー、順当に2回戦進出!

2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」が、カリフォルニア州カールズバッドにあるラコスタリゾート&スパで開幕した。参加64名が世界ランキングによって組み合わせが確定、ナンバー1のタイガー・ウッズは、スウェーデンのカール・ペターソンに最終ホールを残して2アンド1で勝利、2回戦にコマを進めた。 初日のタイガーは、白いキャップに白いウェアで登場し、スーパーショットは飛び出さず堅実なプレーが目立った。”マッチプレーに強いタイガー”全米アマチュア選手権は予選を勝ち上がると、マッチプレーで勝敗が争われ、決勝は36ホールマッチ。その頂点に3年連続で立ったことで、タイガー...
2003/02/25欧州男子

タイガー&エルスの直接対決なるか!? 日本からは3名が出場!

2003年世界ゴルフ選手権(WGC)第1戦「アクセンチュアマッチプレー選手権」が2月26日(水)から3月2日(日)までの5日間、カリフォルニア州カールズバッドにあるラコスタリゾート&スパで開催される。 出場資格は世界ランキング上位64名。欠場が出た場合には、順次繰り上げられる。 世界最強の選手を集めて行われるマッチプレーの頂点に立つに必要な勝利数は6回。 決勝は36ホールで争われる。 本大会の注目は、やはりタイガーとエルスだ。順当に勝ち上がって行けば、決勝での対戦。今年の初顔合わせが、マッチプレーの頂上決戦ということになる。昨年は、初戦敗退という苦い番狂わせを喫してしまったタイガーだが、かつて...
2003/02/10欧州男子

ANZ選手権最終日

ポイントターニー(ステーブルフォード方式) イーグル:+5、バーディ:+2、パー:0、ボギー:+1、ダブルボギー以上:+3...
2002/12/16欧州男子

やった!!世界制覇! 伊沢利光、丸山茂樹が頂点に立った

メキシコのプエルトバラータにあるビスタバラータ・ニクラスコースで開催された、WGC(世界ゴルフ選手権)「EMCワールドカップ」で日本チームが優勝!世界の頂点に立った。 3日目に「58」というスコアをマークし単独首位に立った日本の伊沢利光、丸山茂樹組は、最終日もそのチームワークの良さを見せ付けた。2番ホールから3連続バーディを奪い、12番パー5でこの日6つ目のバーディ。目標の36アンダーに到達した。 しかし、そのまま逃げ切ることはできなかった。前日日本を上回る「57」の15アンダーをマークし4位まで浮上してきたフィル・ミケルソン、デビッド・トムズのアメリカチームが、その勢いのまま最終日も伸ばして...
2002/12/15欧州男子

驚異的なスコアが続出!そして日本が単独首位に躍り出た!!

WGC(世界ゴルフ選手権)「EMCワールドカップ」の3日目は、初日と同じフォーボールが行われた。ルールはチーム内の2人が各自のボールでプレーし、ホールごとに良い方のスコアをチームのスコアとしてカウントする方法。初日はカナダが絶妙なコンビネーションで59をマークしたが、この日はそれを上回る驚異的なスコアが続出した。 なんと言っても、日本の大爆発に注目が集まった。各チーム順調にスコアを伸ばしていたが、日本の伊沢利光、丸山茂樹も前半から飛ばした。6バーディ、初日を上回るハイペースで折り返すと、12番パー5で早くも8アンダー。そして、13番では、丸山のセカンドショットを見て、「ピンそばにつけたい」と思...
2002/12/14欧州男子

日本大躍進! 首位と3打差、5位に急浮上!

WGC(世界ゴルフ選手権)「EMCワールドカップ」は、大会2日目のフォーサムが行われた。この競技は、1つのボールをチーム内の2人が交互に打っていく方式で、互いのチームワークが重要になる。 そのフォーサムで日本の伊沢利光と丸山茂樹が好プレーを連発した。2番ホールでバーディを奪うと3番パー5では快心のイーグル。さらにバーディを積み重ね、前半を30でラウンドした。 中盤は無難にパーを積み重ね、前日のフォーボール、2人のベストスコアをとる方式でボギーを記録した12番パー5も問題なくパーセーブ。後半は前日バーディを奪えなかった15、17番のパー3でバーディを奪った。2日連続の8アンダー64をマークし、1...
1998/06/22全米オープン

スチュアート追いつけず ジャンセンが逆転の大勝利

ペイン・スチュアートは1991年のオープンチャンピオン。リー・ジャンセンは1993年のチャンピオン。奇しくも2人のチャンピオンが1998年を闘った。 それは12番での不運から始まった、と言えるかれしれない。これまで運の神様が微笑んでくれていたペイン・スチュアートのボールは小さなディボット跡の中に転がりこんでいた。確率としては、当然ありうることで、さして不思議なことではない。しかし3日間の長きにわたってツキが味方していた男が、初めてであった不運。初めてさした小さな影。そういってもおかしくない。 ライの良いフェアウェイどまんなかから打ってもパーをとるのが極度に難しいオリンピッククラブだ。どんなにス...
1998/06/21全米オープン

リードを広げたスチュアート。レーマン、ツウェイが追いすがる

マット・クーチャーは文句無し全米のヒーローになった。バーディがとれず、終盤になってボギーを連発し、結果的には76を叩いてしまったが、途中までは優勝の期待すらかかっていた。もし、もし全米オープンでアマチュアが勝つようなことがあれば、まさにボビー・ジョーンズ以来の快挙だ。 当時とは時代も違う。あのアマチュア時代のジャック・ニクラスでさえ、全米オープンに勝つことはできなかった。みんな内心「まさか」とは思いながらも、しかし19歳の若者に大声援を送った。アメリカ人は可能性に挑戦する無邪気な若者が大好きだ。 クーチャーの魅力は、カントリースタイルの赤い頬と笑顔。ボギーを叩いてもミスしてもニコニコ笑っている...
1998/06/20全米オープン

ジャンボが大変身宣言? スチュアートは足踏み状態

ジャンボ尾崎の前半のプレーは決して悪くはなかった。ショットもまずまず。今日は「首位のスチュアートと10打差まで詰めたい。今日は攻めるしかない」とドライバーも使った。積極的な攻めのゴルフで前半は2つ取り戻した。しかし結果は71。前日に較べれば雲泥の差だが、予選通過ならず。 「ほぼ思ったイメージで打てた。しかし、ほんのわずかずつ、ズレていた。そのズレにボールを持っていかれてしまうんだ」とジャンボ。日本でならまったく問題にならないようなミス。それがオリンピッククラブでは簡単にボギーにつながる。 「ぼくのゴルフは右腕を使うゴルフ。腕をあるときは柔らかく使い、あるときは強く使って変化を付けてきた。しかし...
1998/06/19全米オープン

ジャンボは白旗宣言? スチュアートが快進撃

ある程度予想はされていたこととはいえ、ジャンボ尾崎は苦戦した。練習日にはけっして悪くなかったティショットが少しずつ狂い始めてきた。地獄のようなラフにはまりこんだボールは、ほとんど1ペナルティ状態だ。11年ぶりのオリンピッククラブの初日、ジャンボはなすすべもない8オーバー。 ドライバーに迷っているように見えた。初日とはまた違う「昔のクラブ」をバッグを入れていたが、しかし完全に信頼して振れていないように見えた。 アイアンがほんの少しだがショートする。パッティングも冴えがなかった。読みようがないような芽の強いグリーンとはいえ、思い切って打つことができない。ラインに乗ってはいるのだがショート、ショー...