2003/06/14全米オープン

J.フューリックとV.シンが首位。タイガーは5位タイに浮上!

2日目にまず首位に立ったのはジム・フューリック。初日に3アンダー5位タイだったフューリックは、今日66で回り、首位に躍り出た。しかし、その後、午後スタートのビジェイ・シンが63のトーナメントレコード(タイ記録)をマークし、25位タイから首位へ一気に躍進した。 今日、最大の盛り上がりを見せてくれたのは、やっぱりタイガー・ウッズであろう。イーブンパーからスタートしたタイガーは、前半4バーディ1ボギーで3つスコアを伸ばし、後半も1つ伸ばして、通算4アンダー5位タイまで浮上してきた。 「今日はティショットでフェアウエイをより多く捉えることができたから、昨日よりピンを狙えた。だから、スコアメイクは昨日よ...
2003/06/13全米オープン

首位にトム・ワトソン!日本人の期待は田中秀道に絞られた?!

全米オープン初日。最大の話題を集めたのは、終盤で首位に立ったトム・ワトソンだった。前半(バックナイン)で32の好ラウンドを見せたワトソンは、折り返し後、1番でバーディを取ったものの、その後はずっとパーの連続。しかし、7番パー3でカップの淵に止まったかに見えたバーディパットが8秒後にコロリとカップインすると、続く8番でもバーディ。5アンダー65で首位タイに立った。 「キャディのブルース・エドワーズはルーゲーリック病にかかっている。でも、彼は病気の体でバッグを担いでくれている。今週月曜、そのブルースがパターを変えるようアドバイスしてくれた。70年代後半から80年代にかけて使っていた古いピンパター。...
2003/06/10全米オープン

タイガーUSオープン連覇へ向けて、いよいよスタート!!

今シーズンのメジャー第2戦「全米オープン」が、いよいよ開幕する。4月のマスターズがゴルフの祭典ならば、この全米オープンは実力ナンバーワンを決定する大会だ。 毎年、米国屈指の難コースで開催され、出場選手も各地区の予選会などを勝ち抜いた 強者ばかりだ。今年も予選会には約7,000名の腕自慢のゴルファーが集結。予選申込だけならば約7,820名を数えた。 今年の舞台となるのは「オリンピアフィールズCC」。今年103回目を迎える全米オープンでこのコースを使用するのは1928年以来2度目。シカゴ郊外に位置するこのコー スは、全長7188ヤード、パー70。インコースにパー5が無いが、450ヤードを超えるパー...
2003/06/03欧州男子

ローズとポールターの死闘再現なるか

6月5日(木)から8日(日)までの4日間、イングランドのウォーウィックシャーにあるマリオットフォーレストofアーデンで『The Daily Telegraph Damovo ブリティッシュマスターズ』が開催される。今年から新たなスポンサーを迎えるにあたり、コースも移動した。 昨年はジャスティン・ローズがイアン・ポールターと死闘を繰り広げ、1打差で勝利。この年は欧州ツアーでの2勝を含め、日本でもクラウンズで優勝するなど世界で合計4勝を挙げ、一気に才能を開花させた。ディフェンディングチャンピオンのローズに期待が集まるが、昨年惜しくも2位に甘んじたイアン・ポールターも、先週優勝を飾り期待のかかる一人...
2001/11/16欧州男子

日本が2位浮上! 米国も4位まで上がってきた

ワールドカップ2日目は、青空がラウンド終了まで続き、選手たちの中には半袖でプレーする選手も多かった。この日行われたのは4サム。2人で1つのボールを交互に打つゲーム方式で、初日に行われた各自がホールアウトし、スコアの良い方を採用する4ボールよりも難しい。 初日8アンダーと好スタートを切った日本チームは、アメリカに次ぐ優勝候補に上げられる南アフリカとのラウンドとなった。 スタートホールのティショットは丸山茂樹が担当。続く2番以降の偶数ホールは伊沢利光がティグラウンドに上がった。これは前日の記者会見でも改めて確認されたが、ドライバーの調子がいい伊沢が比較的難しいとされるホールを任されるというものだ。...
2001/11/15欧州男子

10アンダーが3カ国、日本は8アンダー6位タイ

日本チームが前半だけで6アンダーをマークし、どこまでスコアを伸ばすか楽しみだった。しかし、後半は11、15番で伸ばしただけ、8アンダーは6位タイとなっている。日本チームのバーディは全て伊沢選手によるものだった。 一方の丸山は全然だめだったのか!? と思われる人もいるかも知れないが、伊沢のスコアが生まれたのは丸山のオカゲだったとも言える。ティショットは丸山が先に打ち、フェアウェイセンターをキープ。そしてセカンドも確実にグリーンを捕らえた。したがって、後から打つ伊沢が思い切って攻めることができたのだ。 「今日は100点に近いけど、最後にバーディが取れなかったから98点ぐらいです。明日の課題をあえて...
2001/08/27欧州男子

7ホールに及ぶサドンデスを制したT.ウッズが3連覇達成

NECインビテーショナルの最終日。この日アンダーパーで回ったのは7名だけ、各選手スコアを伸ばせず、我慢比べのような展開となった。 優勝争いは初日から首位を守るJ.フューリックと、2打差で追うT.ウッズの2人に絞られた。2人のバトルは序盤から始まった。2、3番でウッズが連続バーディを奪いフューリックに並ぶと、その後も一進一退の攻防が続いた。 13アンダーで迎えた最終18番ホールでは、互いにボギーを叩きプレーオフに突入した。その1ホール目にフューリックはセカンドショットをバンカーに入れてしまった。そして3打目は少し距離が足りず再びバンカーへ。ウッズがパー確実につけているだけに、次で入れなければ負け...
2001/08/26欧州男子

J.フューリックが意地の連続バーディ、T.ウッズも追いすがる

NECインビテーショナルの3日目。初日から首位をキープするJ.フューリックは、4、5番と連続ボギーを叩き、優勝争いから脱落したかと思われた。しかし、後半に入り生きを吹く返すと、16番から最終18番までの上がり3ホール全てでバーディを奪った。通算13アンダーで再び単独首位に立った。 そのフューリックと対象的だったのが、2位タイからスタートしたP.ミケルソンだった。2番パー5でバーディを奪い首位に並ぶと、9番でもバーディを奪い順調にスコアを伸ばした。しかし、回りがスコアを伸ばす後半はバーディを奪えず我慢のゴルフをしていたが、16番パー5でキレてしまった。ダブルボギーでスタート時の7アンダーに戻して...
2001/08/25欧州男子

J.フューリックが伸ばし、ミケルソン、タイガーが続く

NECインビテーショナルの2日目。初日5アンダー首位タイのJ.フューリックがこの日も4つ伸ばし通算9アンダーで単独首位に立った。出足2、3番で連続バーディを奪ったフューリックは4番でこの大会はじめてのボギーを叩いた。しかし、その後は崩れることなくバーディを3つ重ねた。 フューリックと並び首位からスタートしたG.ノーマンは2番パー5でボギーを叩くと、4番でもボギー。ショット、パットともに前日の冴えが見えず、スコアを伸ばせなかった。終盤16番パー5で辛うじてスコアを1つ伸ばし4アンダーの8位に後退した。 この大会3連覇のかかったT.ウッズは、初日4アンダー3位につける好スタートを見せた。そして、こ...
2001/08/24欧州男子

G.ノーマンが首位、J.フューリックと6アンダーで並んだ

米国男子ツアーは世界を代表するプレーヤーが集まる「NECインビテーショナル」を開催。米国、欧州ツアーのライダーカップ出場選手に加え、昨年のプレジデンツカップ出場選手の全39名が参加している。 世界の強豪が集結しているだけに誰が勝ってもおかしくないのだが、T.ウッズには大会3連覇がかかっている。そのタイガーは初日4バーディ、ノーボギーの安定したゴルフを見せた。先週の「全米プロ」を含め、最近は調子を落としているウッズが首位に1打差と好スタートをきった。 そのタイガーを上回ったのは、同じくノーボギーで5つのバーディを奪ったJ.フューリックと、最終組でスタートしたG.ノーマンだった。ノーマンはスタート...
2001/08/20全米プロゴルフ選手権

D.トムズが逃げ切り、P.ミケルソンは追いつけなかった

全米プロゴルフ選手権最終日はメジャーらしい我慢比べとなった。14アンダーの単独首位で最終日を迎えたD.トムズと2打差で追うP.ミケルソンのマッチレースはトムズの1打リードで最終ホールまで決着が持ち越された。 最終18番ホールはグリーン手前に大きな池が待ち受ける長いパー4。トムズはティショットをフェアウェイ右サイドのセミラフへ。対するミケルソンはフェアウェイ左サイドをキープした。「ミケルソンならピンに絡むようないいショットを打ってくるだろう」トムズはそう思うことで、自分はパーセーブするべき、と自分に言い聞かせた。トムズの位置からだと池に入る可能性もあり、手前に刻んで3打目勝負に出た。 そして、...
2001/08/19全米プロゴルフ選手権

片山晋呉踏ん張って3位タイ、最終日に望みつないだ

全米プロゴルフ選手権の3日目、片山晋呉が最終組でスタート。笑顔は絶えなかったが、スコアが思うようには伸びなかった。スタートホールのセカンドショットをグリーン奥のバンカーに入れたが、落ち着いてパーセーブ。2番、3番はバーディ外しのパー。 4番パー3に入った片山はティショットを右のバンカーへ。この大会2つ目のボギーを叩き8アンダーに後退した。しかし、8番でバーディを取り返し、10番でもバーディ。12番パー5はピンハイ6メートルに2オンし、イーグル逃しのバーディで11アンダー首位に並んだ。 この日片山と並び首位でスタートしたD.トムズは、ショットの好調を維持し、5、6番と連続バーディで抜け出したが7...
2001/08/18全米プロゴルフ選手権

片山晋呉が大爆発!! 9アンダー首位に立った!

全米プロゴルフ選手権の2日目。日本の片山晋呉がこの日の主役になり、リーダーボードの一番上に名前を掲げた。3アンダー11位からスタートした片山は、出足11番でボギーを叩いたものの、その後はバーディを7つ奪う猛チャージを見せ、この日64をマーク。通算9アンダーの単独トップでラウンドを終えた。 この日の片山はドライバーが曲がらず、ショットは確実にグリーンを捉え、パットはどこからでも入りそうな完璧なゴルフだった。特にスコアを伸ばした後半の9ホールはバーディパットを確実に決め、ガッツポーズが次第に大きくなった。そして最終9番ホールではピン上7メートルにつけると、7つめのバーディパットを沈め両手を大きく上...
2001/08/17全米プロゴルフ選手権

P.ミケルソン、D.デュバルは好スタート。T.ウッズは出遅れた

米国男子ツアーは今シーズンのメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」を迎えた。初日はスコアが固まり混戦状態となった。早い時間にスタートした選手が4アンダーまで伸ばし、午後スタートの選手もその4アンダーを目標にスコアメイクしていた。 午後スタートとなったP.ミケルソンは序盤から積極的なゴルフでスコアを伸ばした。5番パー5でのイーグルを含め前半で4アンダー、後半13番でもバーディを奪い混戦を抜け出した。しかし、最終18番ではティショットを左の池方向へ打ち込み、ラッキーにもボールは木に当たりラフに落ちたが、このホールをボギーにしてしまった。 この混戦を見事に抜け出したのはG.ウェイトだった。ミケルソン...
2001/07/23全英オープン

「ここはボクに合っている!」D.デュバルが悲願のメジャータイトルを掴んだ!

史上稀に見る混戦。最終日のスタート時は誰が飛び出してもおかしくない状態だった。 最終組のD.デュバル、B.ランガーがスタートする時には、すでにスウェーデンのN.ファストが単独トップに立ち、各選手スコアを伸ばしていた。 しかし、ロイヤルリザムの特徴どおり? スコアを伸ばせたのは前半だけ。後半はスコアを維持することが難しくなった。終始安定したゴルフができたD.デュバルが前半に伸ばしたスコアを守り悲願のメジャータイトルを手にしたのだ。 3番ホールでバーディを奪い7アンダーの首位に並んだデュバルは、6、7番のパー5で確実にバーディを奪い9アンダーと抜け出した。そして11番のパー5では4日連続となるバー...
2001/07/22全英オープン

首位争いは激しく入れ替わり、誰が飛びだすのか!?

21世紀最初の全英オープンは、稀に見る混戦状態となった。イーブンパーの35位からスタートしたD.デュバルが、順調にスコアを伸ばし6アンダーでフィニッシュ。この時点では最終組がティオフしておらず、デュバルのスコアは後続組に飲み込まれると思われた。 案の定、上位陣がスタートすると序盤のパー5でスコアを伸ばし8アンダーで数人が並んだ。スコアを伸ばしたのは、A.チェイカ、D.クラーク。そして、後半伸ばしてきたのがI.ウーズナム、B.ランガーのベテラン2人。マスターズを制覇したベテラン2人が同じ組で回りバーディ合戦を繰り広げた。そして、初日から首位を守ってきたC.モンゴメリーも踏ん張り、序盤スコアを崩し...
2001/07/21全英オープン

首位はモンゴメリー。だが、混戦状態になってきた

初日の風は消え、穏やかな天候となった2日目。順位はめまぐるしく入れ替わった。 この全英オープンの場合、ワンウェイ、すなわち全ての選手が1番ホールからスタートするので、朝一番でスタートした選手がホールアウトしてもまだ、スタートすら迎えない選手もいる。1日の中に「四季がある」と言われる英国のゴルフ場の場合、その気象条件がスコアに大きな影響を与えることもある。 この日スコアを伸ばしたのは、いずれも早い時間にスタートした選手だった。まず、2アンダーグループからスタートしたJ.パーネビックが6アンダーのC.モンゴメリーに追いつくと、今度はJ.オギルビーが7アンダーまで伸ばして来た。しかし、後半は共にスコ...
2001/07/20全英オープン

C.モンゴメリーが欧州の意地、6アンダーで抜け出した

第130回 全英オープンゴルフがイングランドのロイヤルリザム&セントアンズで開幕した。初日は曇り空の中、風も強くまさに全英といった雰囲気に包まれた。 初日スコアを伸ばしたのは、一昨年前まで7年間に渡り欧州ツアーの賞金王の座を守り続けたC.モンゴメリーが6アンダーで単独首位に踊り出た。スタートから2連続バーディを奪ったモンゴメリーは、5番ホールでボギーを叩くが6番パー5ではイーグル。そして8番から3連続でバーディを奪い混戦を一気に抜け出した。終盤16、17番とティショットがブレ、ブッシュに打ち込みピンチを迎えたが、パーで切り抜けると、最終ホールもバーディを奪った。 2位にはB.ファクソン、C.デ...
2001/06/19全米オープン

耐え抜いた!R.グーセンがイーブンでまわり初のメジャータイトルを掴んだ!

前日、最終日の18番ホールを3パットのボギーにしてしまった、R.グーセン、M.ブルックスの2人によるプレーオフが行われた。 目前にした“優勝”を逃してしまったという萎縮した雰囲気はまったく無く、両者ともに整然とした表情でティグラウンドに現れた。 1番ホールは両者パー。ブルックスは2オン2パットだったのに対し、グーセンは2打目をバンカーに入れてしまったが、3打目はカップをかすめるリカバリー。まったく表情を変えないところは18ホールのストローク対決だが、マッチプレーのような雰囲気が漂ってきた。 先にスコアを伸ばしたのはブルックス。4番パー4でピン横2メートルからのバーディパットを決めた。しかし、6...
2001/06/17全米オープン

S.ガルシア、P.ミケルソンがスコアを伸ばし、優勝争いは激しくなってきた!

快晴に恵まれた大会3日目。前日もサスペンデッドになった為この日も早朝からラウンドが再開された。そして決勝ラウンドにっ入ると30度を超える暑さに、優勝争いも熱を帯びてきた。 日本勢で唯一決勝に残った伊沢利光は3オーバーからスタートした。2番から5番ホールまで4連続でボギーを叩いてしまい、一気に7オーバーまでスコアを落とした。その後は調子を戻し、2バーディを奪ったが、終盤2つのボギーで結局7オーバーでこの日のラウンドを終了した。 タイガーウッズは予選ラウンドを5オーバーのトップと9打差と、下から数えたほうが早い順位で通過した。 決勝ラウンドに入り、ショットはピンに絡むようになってきた。しかし、パッ...