2003/04/09マスターズ

タイガー・ウッズが史上初のマスターズ3連覇を狙う!

今シーズンのメジャー第1戦「マスターズトーナメント」が、4月10日(木)から13日(日)までの4日間、ジョージア州のオーガスタナショナルゴルフクラブで開催される。メジャーの中でも最も注目される大会で、今年67回目の開催となる。過去2年連続優勝しているのは、ジャック・二クラス、ニック・ファルドと昨年達成したタイガー・ウッズの3人だけ。そして今年、タイガーが前人未到の3連覇に挑戦する。 昨年の大会は、コースの大幅改造が行われ、タイガー封じとも言われた。しかしタイガーは2位のレティーフ・グーセンに3打差をつけて勝利を掴んだ。今年改造が行われたのは5番パー4のみ。20ヤード長くなったのだが、タイガーよ...
2002/08/15全米プロゴルフ選手権

風が吹き、コースの難度がアップ!

全米プロ本戦開幕を明日に控え、ヘイゼルティンナショナルに風が吹き始めた。ミネソタ州チェスカ一帯は晴天続きでフェアウェイもグリーンも干上がり始めている。昨日、タイガーは「前週に練習ラウンドしたときとは、まるでコースコンディションが違う」と語っていたが、今日は大勢の選手の口から「昨日と今日では、コースがまるで違う」というフレーズが聞かれた。 米ツアーにおけるメンタルトレーニングの第一人者、ボブ・ロッテラいわく、「今日はたくさんのプレーヤーがこの強い風を感じ、風を恐れ始めている者も多い。風の中でのプレーが楽しめるよう彼らの精神状態をもっていくため、今日は私も大忙しです」 日本のゴルフファンの期待を集...
2002/06/17欧州男子

タイガー勝利!優勝賞金100万ドルを得て、生涯獲得賞金額は史上初の3000万ドル突破

最終日は朝から陽光が差し、穏やかな天気の下での優勝争いとなるはずだった。しかし、午後遅くには雨が降り出し、雷も近づいたため、午後6時3分から49分間、プレーは一時中断。6時52分に再開し、暗がりの中でなんとか大会終了に至った。 最終日は最終組をともに回るタイガー・ウッズとセルヒオ・ガルシアの一騎打ちになるか、それともフィル・ミケルソンを交えた三つ巴になるかが注目されていた。しかし、蓋を開けてみれば、そのどちらでもない。ミケルソンがバーディスタートを切ったのに対し、タイガーは出だしから2連続3パットで3アンダーに後退。優勝争いは早々に2打差になったタイガーとミケルソンの一騎打ちの様相を呈した。し...
2002/06/16欧州男子

最終日はタイガーとガルシアの一騎打ち?それともミケルソンを交えた三つ巴?

昨日からの風雨がなんとか止み、終日曇天となった今日はスコアを伸ばす選手が格段に増えた。アンダーパーで回った選手は13名。昨日の4名と比べれば、大きな差である。 初日、2日目と首位を守ったタイガー。今日は5アンダーからスタートしたが、5番と10番でボギーを喫し、3アンダーへ後退。後続の選手に追いつかれる可能性が無きにしも非ずという展開になったが、さすがは世界一のプレーヤー。15番、17番でバーディを奪い返し、今日イーブンパーの70、通算5アンダーで首位を守った。「長い1日だった。ずっとオーバーパーで回っている気分だったし、何人かの選手が快進撃で僕に近づいてきているのがわかったけど、なんとかこらえ...
2002/06/15欧州男子

丸山は7位タイへ急浮上!片山、田中は21位タイへ浮上!

全米オープン2日目は終日、雨に降られた。気温も下がり、雨足は時折、試合中断を予感させるほど強まる。そんな中、午前8時35分に1番ホールからスタートしたタイガー・ウッズは、出だしからバーディを奪い、2番、4番でもバーディ。同じような時間帯にスタートした選手たちが軒並みスコアを落とす中、タイガーだけは3アンダーから6アンダーへスコアを伸ばし、コンディションの悪さを感じさせないプレーぶりを披露し始めた。それでも、8番パー3ではティショットをグリーン左のバンカーへ入れ、目玉になった。「パーを取るのは無理と悟り、ダブルボギーを叩かないことだけを考えた」というタイガー。このホールをボギーとし、折り返し後の...
2002/06/14欧州男子

首位は順当にタイガー。日本勢は田中とアマチュア清田が大健闘

ベスページブラックコースは、これまでの全米オープン開催コースの中で最も難しいというのが大会開催前の評価。このベスページを制するべく、初日のリーダーボードに飛び出す選手の名前は、まったく謎に包まれていた。 優勝候補と目されている大物選手の中で最初にリーダーボードを飾ったのは10番からスタートしたフィル・ミケルソン。メジャー初優勝を悲願とするミケルソンだけに、今回こそはという期待がギャラリーの胸を膨らませたが、2アンダーまでスコアを伸ばしたあと、16番でダブルボギー。後半(フロントナイン)は1バーディ、1ボギーとし、イーブンパー70でフィニッシュした。 「昨日の雨でコースもグリーンも柔らかかったが...
2002/06/13欧州男子

“10番スタート対策”と“調整”が目立った水曜日

試合開始を明日に控え、水曜日の選手たちの過ごし方はさまざまだった。注目のタイガー・ウッズは、いつものように早朝から練習ラウンドを開始したが、18ホールではなく、後半9ホールのみにとどめた。各選手とも、すでに練習ラウンドを重ねていること、高低差の激しいタフなコースで疲労も激しいことなどから、今日はタイガー同様、9ホールのみのラウンドにとどめる選手がかなり見られた。 全米オープンは1番ホールのみからの1ウエイスタート形式が伝統だが、今大会からは101年の歴史に終止符を打ち、1番と10番、両ホールからの2ウェイスタートに変わる。ベスページブラックコースはバック9にタフなホールが多いため、10番からの...
2002/04/15マスターズ

スコアに見えない力の差、王者ウッズが貫禄の連覇を達成

世界ランキング7位以内が6位までを占めて迎えた2002年の最終ラウンド。オーガスタも今大会初めて朝から快晴になり白熱したバーディ合戦が繰り広げられるかと思われた。 しかし、マスターズ、そしてオーガスタナショナルは数え切れないトラップで、選手の行く手を阻んだ。今年も4日間アンダーパーを記録したのはたったの1人しかしなかった。 285ヤードも延びたコースでも王者タイガー・ウッズには敵わなかった。10ラウンド連続アンダーパーは大会記録。マスターズの生みの親「ボビー・ジョーンズ」生誕100年、そして、マスターズと米国ツアーを支えてきた1人「アーノルド・パーマー」のラストラウンドなど人々の印象に残る大会...
2002/04/14マスターズ

来たぞ大本命! 今年もビッグネームが上位で顔を並べる

大会3日目、朝7:30から第2ラウンドを残した選手がいっせいにスタートをきった。そして昨年の全米オープンでメジャーチャンプの仲間入りをした南アフリカのR.グーセンがスコアを伸ばし首位のV.シンに1打差、8アンダーまでスコアを伸ばした。 連覇を狙うT.ウッズはスコアを2つ伸ばし5アンダーでセカンドラウンドを終えた。そのウッズと予選ラウンドを回った伊沢利光は、17番でバーディを奪い4オーバー。最終18番でバーディを奪えば予選通過という状況だったがボギーを叩いてしまい5オーバーで決勝に進むことはできなかった。 日本勢は丸山茂樹が3オーバーで予選を通過したが、伊沢に続き谷口徹、片山晋呉が6オーバーで2...
2002/04/13マスターズ

雨のため41名がホールアウトできず、V.シンが9アンダー暫定首位

第66回のマスターズは、2日目に入り朝から雨模様になった。正午頃まとまった雨が降り中断になり、再開したのだが夕方から再び中断。午後6時に再開する予定になっていたが、三度の大雨でサスペンデッドになった。 半数近い41名の選手がホールアウトできず、明日3日目は7:30からこの日の残りラウンドが開始される。その中には、前日マスターズ撤退を表明したA.パーマーも入っている。 日本の谷口徹と同じ組でラウンドしているパーマーは、通常でも人気が多く各ホールでスタンディングオベーションでの歓声を浴びるのだが、この日は最後の勇姿を見ようとあふれんばかりのパトロン(ギャラリー)が押し寄せた。 そして、暫定ではある...
2002/04/12マスターズ

2002年マスターズ開幕! D.ラブIIIが5アンダー単独首位

9ホールのコース改造は予想通り、簡単にはスコアを伸ばさせなかった。初日ボギーを叩かなかったのはD.ラブIIIだけ。そのラブが5バーディを奪い単独首位に立った。2位には4アンダーでスペインのS.ガルシアとアルゼンチンのA.カブレラが並び、3アンダー4位にP.ミケルソン、P.ハリントン、そしてR.グーセンがつけている。 首位に立ったラブは12年連続でマスターズに出場している常連。そして参加しているだけでなく、何度も優勝争いに絡んでいる。オーガスタを知り尽くしたラブにとっては、改造されたオーガスタも問題ないのだろうか。 初日スコアを伸ばしたのは遅い時間にスタートした選手が多かった。なかでもP.ハリン...
2002/04/03マスターズ

実力伯仲!? 日本勢にもチャンスがあるぞ!

2002年 マスターズ トーナメントまであと2日。世界中のゴルフファンが胸躍らせて楽しみにしている“ゴルフの祭典”がまもなく開幕を迎える。 昨年は米国トップ3のタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、デビッド・デュバルが優勝争いを演じ、ウッズがメジャー4連勝という快挙とともに優勝した。 今年の大会ももちろん本命には間違いないのだが、その様子は昨年とは違うようだ。地元ジョージア州でのウッズのオッズ(優勝者の掛け率)は3倍以上。100名近い選手が出場するのだから3倍でも特出すべき数字だが、昨年のウッズは2倍を切っていたのだ。 勝って当たり前というプレッシャーの中で見事に優勝したのだ。しかし、今年はフ...
2002/02/25欧州男子

ランキング62位、ツアー未勝利のサザーランドが頂点に立った

今シーズン最初のWGC(世界ゴルフ選手権)アクセンチュアマッチプレー選手権は、一昨年同様カリフォルニア州カールズバッドにあるラ・コスタ リゾート&スパで開催された。世界ランキング上位64名による1対1の真剣勝負も、いよいよ決勝戦を迎えた。5日間に渡り行われてきたのだが、この決勝戦のみ36ホールで争われる。運も必要だが、それ以上に精神力や実力が問われることになる。 このマッチプレーの場合、ランキング上位が勝ち上がるというパターンはないのだが、特に今年は波乱続きだった。1回戦でT.ウッズ、P.ミケルソン、D.デュバルのトップ3が姿を消せば、2日目以降もE.エルス、R.グーセンとバタバタ倒れ、3日目...
2002/02/24欧州男子

S.マッキャロンが師匠を下し決勝に進出

今シーズン最初のワールドゴルフチャンピオンシップ「アクセンチュア マッチプレー 選手権」は4日目に入り、準々決勝、準決勝が行われた。 午前中に行われた準々決勝では、40代のP.エイジンガー、B.ファクソンが気を吐いた。 エイジンガーがB.エステスを17番ホールのバーディで突き放し2-1の勝利。ファクソンはJ.M オラサバルを20ホール目に下し、それぞれ準決勝に進んだ。世界ランキング7位でこの準々決勝に残った最年少35歳のD.トムズはK.サザーランドに3-2で敗れた。 準決勝第一組は先週のニッサンオープンで最終日最終ホールを3パットで優勝を逃したS.マッキャロンと、そのマッキャロンがツアー中でも...
2002/02/23欧州男子

ガルシアもマッキャロンに敗れ、20代全滅。

大会3日目、3回戦8試合が行われた。初日から始まった波乱は2日目以降も尾を引き、誰が立ち上がってくるのか、まるで見当がつかない状況になってきた。 ワールドランキング上位10名のうち残っているのはD.トムズだけ。1回戦でT.ウッズ、P.ミケルソン、D.デュバルのトップ3が破れ、2回戦ではE.エルス、R.グーセン、V.シン、D.ラブIIIそしてC.ディマルコの5人。この3回戦でS.ガルシアが敗れたためトムズ1人になってしまった。 3回戦に進んだ選手のうち20代は、S.ガルシア(21)とN.ファスト(29)の2人だけだった。しかし、その2人が揃って敗退したため、30歳以上の選手8名が4回戦、準々決勝...
2002/02/22欧州男子

E.エルス、伊沢も消えた! S.ガルシアは接戦を制し3回戦へ

世界のトッププレーヤーが繰り広げるマッチプレーは、波乱の連続。初日にT.ウッズ、P.ミケルソンらランキング最上位選手が姿を消し、会場の盛り上がりは半減したが、息詰まる接戦はトーナメントには無い独特な雰囲気をかもし出している。 日本から参加した3人のうち、唯一2回戦に進んだ伊沢利光は、J.ヒューリックと対戦し、序盤からリードを許してしまった。16番ホールを終えて1ダウンの状況、迎えた17番ドーミーホールで逆にポイントを奪われ3-1で敗退してしまった。 1回戦に比べ、2日目の2回戦は接戦が多かった。18ホールを終えてマッチイーブン。エキストラホールに突入したのが3試合。T.レーマンとE.エルスの戦...
2002/02/21欧州男子

タイガーが初戦で散る、そして、デュバルもミケルソンも・・・

今シーズンのWGC(ワールドゴルフチャンピオンシップ)の初戦、世界マッチプレー選手権が開幕した。 初戦の組み合わせはランキング順に組まれ、1位のT.ウッズが64位のP.オマリーと対戦したのだが、いきなり大番狂わせが起こった。ウッズが初戦で敗退したのだ。 練習ラウンドからグリーンがデコボコで気に入らないと漏らしていたウッズだが、やはりパッティングで苦しんでしまった。序盤からリードを奪われ勢いに乗れず、15番ホールを終了して3ダウン。16番で挽回できず2-1でオマリーが大金星をあげた。 さらに、ランキング2位のP.ミケルソンはJ.クックに、3位のD.デュバルはサザーランドに敗れてしまった。 マッチ...
2002/02/20欧州男子

谷口徹の昨年3位を上回か、日本から3名が出場する

WGCアクセンチュア世界マッチプレー選手権が、2月20日(水)から24日(日)までの5日間、カリフォルニア州のラ・コスタ リゾート&スパで開催される。WRC世界選手権の第1弾として行われるこの大会だが、昨年は1月第1週に行われた。 参加選手は世界ランキング上位64名に出場資格が与えられる。頂点に立つには6試合に勝ち続けなければならない。 昨年は谷口徹が丸山茂樹との日本人対決を制し、V.シンに勝って準決勝まで進んだ。そして、決勝に進むことはできなかったが、3位決定戦でE.エルスを倒す躍進を見せた。 その谷口が、先週行われたニッサンオープンで2日目に首位に立ち、最終日も優勝に絡む活躍をした。昨年を...
2001/11/18欧州男子

これが世界のゴルフだ! スーパーショットの連発に1万5000人総立ち!

世界中のゴルフファンが注目する今年のワールドカップは、期待通りの激しい優勝争いとなった。トータル24アンダーで4チームが並びプレーオフとなったが、まず24アンダーでフィニッシュしたのは、この日7アンダーをマークしたデンマーク。T.ビヨーン、S.ハンセンペアが、ノーボギーでスコアを伸ばしてきた。 そして、最終組の1つ前でラウンドしたE.エルス、R.グーセンの南アフリカ。順調にスコアを伸ばしてきたが、17番パー3でボギーを叩き22アンダーに後退した。18番はイーグルを取るしかないという状況で、グーセンのセカンドショットはピン横2メートルにピタリと止まった。そして、エルスがしっかりと決め24アンダー...
2001/11/17欧州男子

伊沢がイーグル、丸山も3バーディを奪った

ワールドカップ3日目は初日と同じ4ボールでの競技が行われた。この競技は2名1チームのうち、どちらかがバーディ、もしくはイーグルを奪えばよいのでスコアを伸ばしやすい。初日も3チームが10アンダーをマークしている。首位15アンダーのニュージーランドがスコアを伸ばすか、4打差で追う日本がどこまで差をつめられるか、最終組に注目が集まった。 ところが、日本は差をつめるどころか、なかなかスコアを伸ばせず順位も落としてしまった。しかし、この嫌なムードを変えたのは丸山茂樹のバーディパットだった。初日の8バーディは全て伊沢のパットから生まれたものだったが、4ボール26ホール目でようやく丸山がバーディパットを決め...