2011/12/01GDOEYE

アイの力・・・?初優勝を狙う宮里優作が1打差4位

国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が1日(木)、東京都の東京よみうりCCで開幕。4アンダーの首位に3人が並ぶ中、ツアー未勝利の宮里優作が1打差の4位タイと好スタートを切った。 寒空の下で戦いの火蓋が切られた東京決戦。その初日、宮里は序盤から好調のショットでチャンスを多く作った。3番まではパーが並んだが、残り183ヤードの第2打をピンそば40センチにつけた4番から3連続バーディを奪取。「パターは入らなかったけれど、前半で良い流れを作れた」。後半こそ2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかったものの「67」で上位発進を決めた。 この日、宮里の組のプレーにロープの外から熱視線を送っ...
2011/12/04GDOEYE

石川遼 義援金は約1億3348万円

2011年の国内男子ツアー最終戦「日本シリーズJTカップ」は通算10アンダーのトップタイで並んだ藤田寛之が、谷口徹とのプレーオフを制し、今季初勝利を飾って幕を閉じた。石川遼は通算7アンダーの3位タイに終わり、アマチュア時代の2007年以降初めて未勝利のままシーズンを終え、年間獲得賞金で4年連続1億円突破はならなかったものの、東日本大震災の被災地への義援金は1億3000万円を超えた。 「WGCキャデラック選手権」出場のため米国フロリダ州マイアミで迎えた「3・11」。石川はその後、今季の海外メジャー4試合と国内ツアーでの獲得賞金、および1バーディを獲得するごとに10万円を積み立て義援金とした。ひと...
2011/12/03GDOEYE

数字は後押し?復活Vへ片山晋呉は3打差を追う

2011年の国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、悪天候によるコースコンディション不良のため大会3日目の競技が中止となり、54ホールの短縮競技となった。天候が回復する見込みとなっている明日4日(日)に最終ラウンドを行う。 36ホールを終えた時点で通算5アンダーの首位タイに立っているのが石川遼と谷口徹。2人を1打差で藤田寛之、J.B.パク(韓国)が追う展開。しかしスコアが大きく動くことの多いムービングデーといわれる土曜日のラウンドがキャンセルとなってしまったため、トップから3打差以内に10人がひしめく混戦模様で最終日を迎えることになった。 年間のツアー優勝者と前週までの国内賞金...
2011/06/27GDOEYE

史上最年少でメジャー4勝!新しいLPGAの顔となったヤニ・ツェン

「全米オープン」で22歳のロリー・マキロイが歴史的な優勝を飾った一週間後、「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ(全米女子プロ)」では、同じ22歳のヤニ・ツェンが、史上最年少でメジャー通算4勝目を達成した。この記録は、アニカ・ソレンスタムよりも、タイガー・ウッズよりも、そしてジャック・ニクラウスよりも早い偉業だ。 世界ランキング1位に君臨し、端から見ていても女子プロゴルファーの中では群を抜くスイングスピードと力強さがあり、小技も多彩で死角は見当たらない。テレビに出演したソレンスタムがヤニを称して“新しいLPGAの顔”と言ったのは、誇張ではない賛辞だろう。 そんなヤニもこの日の1番ホールは「と...
2011/06/26GDOEYE

親譲りの才能を発揮!期待の新人、シンディ・ラクロス

「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」3日目、首位のヤニ・ツェンを追いかけて5打差の2位タイにつけたシンディ・ラクロスがインタビューに呼ばれると、メディアセンターにいた多くの記者たちが席を立った。僕にとっては初めて名前を聞く選手だが、調べてみるとその理由がよく分かる。新しい米国人スターの登場が待たれる米国女子ゴルフ界にとっては若手のホープといえる選手だ。 フロリダ州タンパで生まれたラクロスは、ケンタッキー州ルイビル大学出身の24歳。昨年のフューチャーズツアーで3勝を挙げてプレーヤー・オブ・ザ・イヤーと賞金女王のタイトルを獲得し、今年はレギュラーツアーへとステップアップ。「ショップライトL...
2011/07/03GDOEYE

新しい一歩を踏み出した日韓戦。定着なるか

韓国・釜山近郊のチョンサンカントリークラブで行われた日韓プロゴルフ対抗戦「ミリオンヤードカップ」。両チーム同点で迎えた最終日は韓国チームがシングルス・ストロークプレーで圧勝し、自国で昨年のリベンジを果たし、幕を閉じた。 ゴルフにおいてもライバルといえる国同士の対抗戦は2004年、2010年に続き今大会が3回目。日本と韓国の各都市を結んだ距離が約100万(1ミリオン)ヤードとなることから、今大会「ミリオンヤードカップ」と銘打たれ、大会は新しい一歩を踏み出した。 しかしこの最終日、途中で雷雨にも見舞われた影響もあってか、来場者は2400人。日本男子ツアーの近年の状況からいえば数分の一の数にとどまっ...
2011/07/06GDOEYE

松山英樹、念願の日本アマでメダリスト獲得

日本アマチュア選手権競技の初日に、上がり2ホールを連続ボギーとした松山英樹は、2アンダーの6位タイで2日目を迎えた。10番からスタートした松山は、ティショットを大きく左に曲げて、隣接する18番との間の林へ。前方には1本の枝が邪魔になったが、それを避けるように左から軽いフェードボールでグリーンを捉えてパーセーブに成功した。 すると、11番でピン左5mのバーディパットを沈めて右手を握るガッツポーズ。さらに12番パー5では2オンこそできなかったが、グリーン手前のバンカーからピン1mに寄せて連続バーディ。さらに、14番から16番まで3連続で奪うバーディラッシュを魅せた。 プロのトーナメントでも有名な1...
2011/07/06GDOEYE

選手生命の危機も?故障に悩むシニアツアーの選手たち

国内シニア開幕戦「トータルエネルギーCUP PGAフィランスロピーシニアトーナメント」の初日、4アンダー、2位タイでホールアウトした倉本昌弘。初日の総評を聞くと「いいところなんて1つもなかった」と、今日のラウンド内容への評価は厳しい。 「ドライバーを打てば肩は痛むし、アイアンを打てば腰が痛むし…グリーン重くて入らないし…」とぼやく。 というのも、倉本は現在、左肩を痛めており、左上腕二頭筋に全く力が入らない状態なのだそうだ(実際に触れさせてもらったが、肘を曲げても力が入っていない柔らかい状態だった)。異変に気付いたのは3週間前だと言う。若い頃から、倉本は自分の体を人一倍大事にし、メンテナンスを欠...
2011/07/05GDOEYE

32位タイの浅地洋佑“目指すは完全優勝”

日本アマチュアゴルフ選手権競技の初日、4度目の挑戦となる浅地洋佑は、1オーバーの32位タイと自身では納得のいかないスコアでクラブハウスに引き上げてきた。「練習ラウンドでは4アンダーぐらい出るイメージだったんですよ。悔しいなぁ」と頭をかいた。 スコアが伸びなかった理由は、スタート直後の2番パー5でミスをしたことにあると振り返る。ティショットをバンカーに入れ、2打目は7番アイアンを手にするが、ボールは前方の土手に当たって跳ね返り、同じバンカー内で目玉状態になってしまった。 「7番なら出せると思ったんですよね。その後は目玉だし、出すだけでした。スコアを伸ばしたいホールだったし、あのダボ(ダブルボギ...
2011/06/25GDOEYE

藍の“ロールモデル”、インクスターの存在感

宮里藍、ヤニ・ツェン、ジュリー・インクスターの組がこの日の最終ホールとなった9番をホールアウトすると、周囲を取り囲んだ観客席から歌声が聞こえてきた。「ハッピーバースデートゥーユー♪」それは、この日6月24日に51回目の誕生日を迎えたインクスターに贈られたものだった。 1983年にプロ転向して以来、90年に長女、94年に次女を産みながらもツアーを戦い続け、これまでに積み上げた優勝は31勝。メジャー通算7勝でキャリアグランドスラムも達成している偉大な選手だ。 自らの誕生日を祝うかのようにこの日の上がり2ホールを連続バーディで締め、38位タイで決勝ラウンドへと進出した。生涯獲得賞金は、アニカ・ソレ...
2011/06/24GDOEYE

2週間後の前哨戦?LPGAはメジャーシーズンへ突入

今週の米国女子ツアーは今季メジャー第2戦の「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」。とはいえ、会場の雰囲気はメジャーと呼ぶにはちょっぴり寂しい感じもする。 2年前までは普通のトーナメントの1試合だった「ウェグマンズLPGA」が、09年まで全米女子プロのスポンサーを務めていたマクドナルドの撤退を受けて、その役を引き受けたことでメジャー大会へと昇格した。さらに、月曜日と火曜日の2日間に渡ってプロアマ戦が行われるなど(クラフトナビスコも2回、全英女子は1回、全米女子は無し)、競技に集中できる環境というよりは、やはり試合を維持する大前提が大きな存在感を放っている。 ツアースケジュールもその一役を買...
2011/07/03GDOEYE

「女子オープンに勝つ!」上原、亡き父への誓い

1メートルのウィニングパットを沈め、ボールをカップから拾い上げた上原彩子の顔は涙に濡れていた。先週25日(土)は、09年に亡くなった父・美代志さんの三回忌。「それまでに勝ちたかったけど、終わってすぐに勝てて良かったです」と、亡き父に捧ぐ2年ぶりの勝利に笑顔を見せた。 その三回忌で、仏壇の前で父に約束したことがある。「今年の日本女子オープン(9月29日~)で優勝することです」。上原は昨年11月より、近藤共弘らを指導している青山充コーチに師事。コースマネジメントから技術面まで、新コーチから多くを学んでいる真っ最中だ。「練習のしかたも分からなかったし、マネジメントも分かってなくてプレーしていた」と振...
2011/07/02GDOEYE

青木ジャパンの“持ってる男”は…?

日韓プロゴルフ対抗戦「ミリオンヤードカップ」は2日(土)、韓国・釜山近郊のチョンサンカントリークラブで大会2日目の競技を実施。この日はダブルス・フォアボール形式でのストロークプレーで争われ、片山晋呉&池田勇太組がこの日唯一の白星を日本選抜にもたらした。 4組目でラウンドしたこのペアのうち、前半からポイントを重ねたのは片山だった。1番からバーディを続け、3番で初のリードを奪う。7番ではフェアウェイからの第2打をピンそば1.5メートル、8番(パー3)ではピンそば80センチにつけるショットを披露。パットも好調で後半に入っても、もうひとつチャンスが来ない池田を引っ張った。 しかし試合は粘る韓国のベ・サ...
2011/07/02GDOEYE

ボベが噛み締める“ゴルフができることの幸せ”

「こんな結果は、ぜんぜん意識していなかったですよ」。この日のベストスコアタイとなる「66」をマークし、通算11アンダーで「日医工女子オープン」トーナメントリーダに立った宋ボベは、好調続きの予選2日間をこう振り返った。 実はボベ、扁桃腺を腫らしたことでここ2試合を欠場。今月8日に韓国に帰り、2週間もの入院を強いられていた。日本には先週の日曜日に戻り、今週の水曜日にコース入り。その間は安静を貫き、クラブを握ることすらできなかったという。 「2週間も入院をしたのは初めて」と病院で長い時を過ごす間、ボベの中でこれまでに無かった感情が芽生えた。「ゴルフがしたくて、仕方がなかったんです」。ようやくクラブを...
2011/07/01GDOEYE

日韓戦開幕 日本チームを結束させたのは…?

韓国・釜山近郊のチョンサンカントリークラブで開幕した男子プロゴルフの日韓対抗戦「ミリオンヤードカップ」。初日の1日(金)、開会セレモニー直後のパッティンググリーン上には、意外な?光景が広がっていた。 アウエーでの決戦を前に、連覇を狙う日本選抜の全選手、キャディ、そして青木キャプテンが円陣を組み、互いに肩を寄せて意思統一。輪の中心から聞こえる「日本のために頑張りましょう!」という声で、メンバー一同が高らかに気勢を上げた。 その声の主はチーム最年長の42歳、藤田寛之。昨年に続き青木功がキャプテンを務めているが、プレーする選手のリーダー役としてチームメイトから指名を受けた。近藤共弘はゴム製の腕章、サ...
2011/07/01GDOEYE

プロ野球2世同士、 久保と小松が好発進!

小松亜有(23)と久保啓子(24)の同年代の2人は、プロデビュー、いや、アマチュア時代からメディアの注目を浴び続けてきた。ともに、プロ野球界で名を馳せた名投手を父に持つ者同士。小松の父は、元中日ドラゴンズ投手・小松辰雄氏。久保の父は、元阪神タイガース投手・久保康生氏。当初はメディアのみならず、大会側も2人をフォーカスする時期が続いた。 昨年、久保は31試合、小松は7試合の出場。そのうちの2試合で、2人が初日同組となっていた。組合せを見て「また一緒だ。野球関係が続くね」と話していたという。その一方で、注目の高さとは裏腹に成績は振るわなかった。昨年の予選通過数は、久保が4回、小松は一度も決勝ラウン...
2011/06/30GDOEYE

石川遼に韓国メディアがキツ~イ質問

男子プロゴルフの日韓対抗戦「ミリオンヤードカップ」開幕前日の6月30日(木)、会場のチョンサンカントリークラブでは日中プロアマ戦が行われ、その後選手たちが宿泊するホテルで公式会見が催された。 日韓の両キャプテンと各チーム10人ずつの選手が一同に出席し、決戦前夜とはいえ、華やかな雰囲気で進められていたこの会見。しかしその和やかムードが少し変わったのは、日本の石川遼へ飛んだ韓国メディアの質問だった。「日本ツアーでは素晴らしい実績を残しているが、海外ではなかなか結果が出ない。それは精神的な問題が理由か?」―。 思わず両軍の選手たちからも苦笑いがこぼれる中、石川は「気持ちの差ではなく、単に僕の技術のせ...
2011/06/30GDOEYE

馬場、渡米前に初めての夏風邪

来週7月7日(木)に開幕する海外メジャー第3戦「全米女子オープン」。馬場ゆかりも出場を予定している1人だが、今週の「日医工女子オープンゴルフトーナメント」プロアマ戦をラウンドした馬場は、「一昨日(月曜日)からノドが痛くなって、鼻水も・・・。しんどいです」と明らかな鼻声。メジャーに向けた意気込みを聞こうとしたところ、いきなり機を削がれてしまった。 「夏風邪みたいです。風邪なんて2、3年ぶり。夏風邪なんて、記憶にありません」と表情を曇らす。よりによってこんな時期に・・・とも思う気持ちは、もちろん馬場も同じ。「今週で体調を調整しつつ、(米国に)行く前に治したいです」と苦笑する。 5月までは優勝こそな...
2011/11/13GDOEYE

藤本麻子、自分にカツを入れ掴んだ初勝利

国内女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント」は、最終日の序盤に横峯さくらが単独首位に踊り出て、各選手が追いすがるという展開になった。その横峯を終盤に捕らえたのが、同じ組でラウンドした藤本麻子だった。 大会2日目の9番でショットを開眼したという藤本は、その9番から最終18番までに7つのバーディを量産していた。そして最終日も10番でバーディを奪うと、12番、13番で連続バーディを奪い、16番、さらに17番と5つのバーディを積み重ねて10アンダーの横峯に追いついた。 「16番のバーディパットが決まったときに、まだ私にもチャンスがあると思いました」。最後まで諦めずにプレーを続けた藤本の追い上げ...
2011/11/12GDOEYE

服部真夕、初の最終組同門対決に気合十分

今季「マンシングウェアレディース東海クラシック」で、地元(愛知県)優勝を飾った服部真夕が、「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の2日目に、4連続バーディを奪うなど4ストローク伸ばして通算6アンダーの首位タイに浮上した。 服部はその勝利以降、好調が続いているが、思わぬ展開でスコアを崩し予選落ちにもなっている。4大会前の「富士通レディース」では、最終日を単独首位で迎えながら13位タイに終わり、その翌週は初日から出遅れ予選落ち。さらに翌週「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」では、初日首位タイにつけながら2日目に「81」をたたき予選落ち。 そして先週はホステスプロとして出場した「ミズノクラシック」で...