2007/08/12GDOEYE

誕生日に自己ベストフィニッシュ!「良かったです」と和田委世子

「今週は0か1000万かっていう気持ちで臨みました!」という和田委世子(22)。「最近、調子は良いのに順位は真ん中位っていうのが続いていて…。だから、思い切ってやってみようって決めたんです」。“NEC軽井沢72”大会最終日の8月12日は、自身22回目の誕生日でもあった。「スコアの出るコースだし、もちろん誕生日っていうのもあって気合は入っていましたね」。 その意気込み通り、72-69-69の通算6アンダーで、プロ入り後の自己ベストフィニッシュとなる7位タイで3日間の戦いを終えた和田。「順位をどんどん上げていこうって思っていたので、良かったです」とホールアウト後は笑顔を見せた。 今週、試合では初め...
2007/06/25GDOEYE

上田桃子が藍、さくらに次ぐスピード記録を更新!

「プロミスレディス」最終日、最終18番を1打リードの単独首位で迎えた上田桃子。ここで藤田幸希に土壇場で並ばれた上、プレーオフでも敗れて今季3勝目を惜しくも逃した。しかしこの試合で、上田のキャリアに新たな記録が刻まれた。 前週の「ニチレイPGMレディス」終了後、上田の生涯獲得賞金額は9779万4829円となり、1億円突破まで残り220万5171円に迫って迎えた今週。単独8位以内に入れば大台突破が確定となる中、単独2位で終えた上田には704万円が加算。木曜日のプロアマ日では、「そうなんですか!? 知らなかった。いずれ通る道ですから、特に意識はないですね」と意に介していない様子だったが、「最近調子は...
2007/06/23GDOEYE

あれ、全美貞がまだ日本に・・・

来週6月28日(木)から、海外女子メジャー第3戦「全米女子オープン」が開催される。日本女子ツアーでは、前年度の賞金ランキング上位3名に出場資格が割り当てられており、ランク1位の大山志保、2位の全美貞、3位の横峯さくらが今年の出場権を獲得。大山と横峯は、今週の国内ツアー「プロミスレディス」への出場を見合わせ、体調管理に努めている。 しかし、全美貞は今週の「プロミスレディス」に元気に出場。先週、正式に出場資格を得た「全英リコー女子オープン」の出場権を辞退したばかりの全。一瞬、その再現が頭をよぎったが、どうやらそうではないらしい。 「調整方法って、人によってそれぞれじゃないですか。私は、試合の中で調...
2007/07/01GDOEYE

歴史的快挙を逃すも、間違いなく今週の主役だった金田久美子

「ベルーナレディースカップ」最終日。17歳のアマチュア高校生、金田久美子が泣いた。自身3度目の最終日最終組。本人は「いつもみたいに緊張はしなかったです。3番ホールからリラックスして、普通にラウンドできました」と話していたが、最終的には首位と3打差の4位タイ。3度目の正直はならなかった。 ゴルフに“タラレバ”はないが、もしも優勝していればアマチュア時代の宮里藍が持つ国内女子ツアー最年少優勝記録(18歳と101日)を更新する、歴史的な日となっていた。今週を振り返れば、海を隔てた米国では海外メジャー「全米女子オープン」が開催。全美貞、大山志保、横峯さくらが参戦している上、上田桃子と不動裕理は欠場。賞...
2007/06/29GDOEYE

中古クラブは使っていません!「ゴルフパートナー」契約プロ

「ベルーナレディースカップ」を訪れているギャラリーのほとんどが手にしている、手提げ袋と団扇。その両方には、中古ゴルフクラブの専門店「ゴルフパートナー」のロゴが刻まれている。同社は例年、今大会のギャラリープラザに店舗を出店。1年で1回のみのトーナメントへの出店とあり、スタッフは道行くギャラリーに片っ端から声をかけて手提げ袋を渡し、告知に奔走している。 その「ゴルフパートナー」と所属契約を結んでいる選手が、21歳の土肥功留美だ。ホールアウト後に練習グリーンへと足を運んだ土肥は、「パットが入らないんですよねえ・・・」と、同社のスタッフと数本のパターを見比べていた。 所属契約といっても、クラブの使用契...
2007/06/29GDOEYE

サスペンデッド中に垣間見えたもの

練習日から連日、午後になると雷雲が発生してサイレンが鳴り響いていた全米女子オープンだが、本大会に入っても状況は変わらなかった。大会初日の今日は、午後2時47分に再び例のサイレンが鳴り響いた。出場選手は156名。予選ラウンドの2日間は、午前と午後に分かれてのラウンドで、最終組は午後2時42分にスタートする予定だった。 その最終組がスタートする前のサスペンデッド決定。雨は降っていなかったものの、雷雲が近づいているとの事で、競技は中断された。ようやく再開されたのは、中断から3時間36分が経過した午後6時23分。現地は午後8時を過ぎても日が残っており、再開から2時間程はプレー出来るとはいえ、全員がホー...
2007/06/16GDOEYE

全英行きは諦めない!上原彩子が逆転Vに挑む!

ニチレイレディス2日目、トップと3打差の9位タイからスタートした上原彩子は、1番、2番と連続バーディを奪って5アンダーとし、首位を捉える勢いだった。続く3番ホール、2打目をピン上3mにつけ、上原はまたもバーディチャンスを迎えた。慎重にアドレスに入る。だが、上原は突如アドレスを解くと同伴競技者に向かって何かを話しはじめた。聞けば、アドレスに入った後に上原のボールが4分の1回転程動いたという。しばらくして、競技委員が呼ばれた。競技委員は状況を確認し、1打罰の上、ボールを元の位置に戻してプレーするように指示をした。 この状況をグリーン脇から見ていたが、ボールが動いたことは全く気付かなかった。同伴競技...
2007/06/15GDOEYE

デビュー戦初日は体力不足を痛感/福嶋浩子

昨年のクオリファイ2次を通過し、プロゴルファーへの道を切り開いた福嶋晃子の妹、浩子がレギュラーツアーのデビュー戦を迎えた。福嶋は「ニチレイPGMレディス」の主催者推薦選考会を通過し、本戦の出場資格を掴んだ。 1番のティグラウンドに立った福嶋は、落ち着きなくキャディと話しをしていた。そして、ティショットを打ち終えたときに発した言葉は「あー、緊張した」だった。前半を1アンダーで折り返すと、10番でボギーを叩くが13番でこの日3つ目のバーディを奪い、再びアンダーパーグループに。しかし、そのままラウンドを終えることはできなかった。 15番パー3でティショットを左に曲げ池ポチャ。このホールをダブルボギー...
2007/07/08GDOEYE

期待のアマチュア・若林舞衣子が先頭を歩くワケ

昨年大会でベストアマチュアに輝いている18歳の菊地絵里香が、初日4位タイにつける驚きの展開で幕を開けた「明治チョコレートカップ」。しかし、最終日を終えて今年のベストアマチュアを獲得していたのは、菊地をはるかに上回る実績と経験を持つ若林舞衣子(19)だった。 菊地を含め、彼女たちにとって今は大事な追い込みの時期。というのも、7月24日(火)から広島県にあるリージャクレストGCで3日間に渡り行われる、プロテストの最終試験が控えているからだ。2人とも、プロテストまではトーナメントを含めて競技に出場する予定はなく、最終調整の意味も含まれていた今大会。若林は「大事なパットを練習通りに打てない時があるなど...
2007/07/07GDOEYE

大山志保が、あの世界最強プレーヤーに似てきた!?

「明治チョコレートカップ」の2日目を終えて、前週「全米女子オープン」に出場した大山志保と全美貞の2人は見事に予選突破。大山に至っては、通算6アンダーでホールアウトして単独首位を堅守。“強行出場”とも言える今週の大山の参戦は、前週の疲れによる体力的な不安がささやかれていたが、フタを開けてみれば優勝争いの先頭に立つ活躍ぶりだ。 メジャーでも屈指の難コースを4日間戦い抜いたことで「あんなに集中したことはなかったので、疲れているのは確かです」と、激戦による疲労を吐露する一方、メジャーのシビアなコースセッティングは自身を一回り成長させたようで、「パットは、アメリカに行ってさらに自信を深められました」と話...
2007/07/06GDOEYE

試合と同様、週末は“キャラクター”争いも過熱!

今週開催の女子トーナメントは、北海道で行われている「明治チョコレートカップ」。食品メーカー大手の明治製菓(株)が特別協賛である今大会、となれば大勢のギャラリーが集まるこの機会を逃す手はない。ギャラリープラザのみならず、クラブハウス周辺でも自社製品のPRが大々的に行われていた。 クラブハウス周辺では女性スタッフが「味見はいかがですか?」とチョコレートを無料で配り、出入り口付近にはチョコレートを販売するブースが登場。その場で通信販売も受け付けるなどサービスも万全を期しており、ホールアウト後の女子プロも立ち寄るほどの好評ぶりだ。食堂の一角には無料配布用のチョコレートが置かれ、とにかくチョコレート、チ...
2007/06/22GDOEYE

男子メジャーを制したA.カブレラにあやかりたい!

先週行われた海外男子のメジャー第2戦「全米オープン」で、初めてメジャーを制したアンヘル・カブレラ。母国アルゼンチンでは大騒ぎで、この快挙を大々的に報道した。勝てば一夜にして英雄となってしまう“メジャー効果”は絶大だが、何も勝利者本人に限ったことではない。例えば、カブレラとクラブ使用契約を結ぶメーカーである PING(ピン)。米国ではプロ、アマチュアを問わず、多くのゴルファーが愛用している老舗ブランドだが、日本での使用率はなぜか停滞気味。カブレラの写真が大々的に報じられることで、使用率も一気に上昇するかもしれない。 そのピンと、日本女子プロゴルファーとして初めてクラブ使用契約を結んだが選手が2人...
2006/10/14GDOEYE

キャディが遅刻しても大丈夫!全美貞のメンタルに注目

今年7月の「Meijiチョコレートカップ」でツアー初優勝を飾ると、2週間後の「フィランソロピー選手権」であっという間に2勝目を獲得するなど、今年大ブレーク中の全美貞(ジョン・ミジョン=韓国/23歳)。今週の富士通レディースも、首位タイで最終日を迎える。 宮里藍の帰国初戦となった「日本女子プロゴルフ選手権」では、最終日、宮里と1打差の2位タイで最終組からスタートしたが、「藍ちゃんは凄い選手っていうのもあったし、自分のプレーに集中出来なかった」とスコアを大きく落として4位に終わった。今週は追われる立場に変わったが、再び宮里と最終組での直接対決が実現した。「この間の反省をいかして、自分のプレーに集中...
2006/10/13GDOEYE

「空回りしないように頑張ります!」新坂上のリベンジなるか?

「初日はトップになるまいと思っていたのですが(笑)・・・」というのは、この日4アンダーで単独首位に立った新坂上ゆう子(29歳)。というのも、今年7月のフィランソロピーで初日首位に立ったが、2日目に「76」を叩くなど、終わってみれば12位タイに沈んだ苦い経験があるからだ。 この日は運にも恵まれていた。10番スタートで、前半2つスコアを伸ばして折り返した2番ホール。新坂上はティショットを左にひっかけて、ティグラウンドから50ヤード付近にある木に当ててしまう。「カーン、カーンって2回位音がして。完全にOBだと思いました」というショットだったが、これが木の下に落ちていてセーフ。そこから300ヤード以上...
2006/10/08GDOEYE

諸見里しのぶ、遂に掴んだ初優勝

決して格好の良い勝利ではなかったけれど、泥臭い、涙にまみれた、彼女らしい初優勝シーンに思えた。諸見里しのぶ、20歳。ツアー13試合目にして掴んだ念願の初優勝。 単独首位で迎えた最終日。諸見里は2位の大山に3打差をつけてスタートした。前半を35で回って通算7アンダー、バックナインに入る時には大山との差を5打に広げていた。しかし、12番から3連続ボギー。「自分で何をやっているのか分からなかったです」。さらに16番でもボギーを叩くと、17番では3オン3パットのダブルボギー。「返しのパットも外してしまって、心臓のドキドキが止まらなかったです」。無理に作った笑顔の奥には、プレッシャーに押し潰されそうな自...
2006/10/07GDOEYE

「好きなゴルフを楽しみたい」気分一新の大山志保

雨の為、2日間に短縮されたSANKYOレディースオープン。予選初日を終えて、6アンダーの諸見里しのぶを3打差で追いかけるのは、新女王へのマジックが点灯している大山志保だ。 8月に月間5勝の大活躍を見せ、一気に今年の流れを掴んだ大山。しかし、帰国初戦の宮里藍に今年のメジャー開幕戦・日本女子プロゴルフ選手権のタイトルをさらわれると、ミヤギテレビ杯、日本女子オープンと宮里の後塵を拝し続けた。特にミヤギテレビ杯では、最終日に一旦は首位に立つものの、14番から悲劇的な4連続ボギーで自滅している。 先週の日本女子オープンでも、最終日のホールアウト後、4位という成績にも関わらず、大山は予選落ちでもしたかのよ...
2006/11/26GDOEYE

脱げっていうけど、雨心配だったし・・・

LPGAツアーチャンピオンシップ最終日、朝から降っていた雨は徐々に小降りになり、最終組が6番ホールに来る頃には、上空には明るい太陽が顔を出していた。このホールでもバーディを奪い、ここまでスコアを2つ伸ばしている横峯さくらが、近くにいた運営スタッフに「天気大丈夫ですかね?」と聞いている。途中、上は脱いだものの、まだ下はレインウェアを履いている。それを脱ごうか脱ぐまいか、迷っているのだ。 前日の第3ラウンドでは、6番までに3つスコアを伸ばしていた横峯は、次の7番ホールでダブルボギーを叩いている。ちなみに7番のティグラウンド脇には、選手用の小屋があり、昨日はそこに立ち寄った。 「雨でもいいから脱げ」...
2006/11/24GDOEYE

好スコアを出したいなら走れ!?プレー時間とスコアの関係

初日サスペンデッドの影響で、この日は各選手が30ホール近くをこなさなければならなかった国内女子ツアー最終戦。幸い、出場選手22名という少数精鋭大会のため、それだけのホール数をこなしても、日没前には全選手が無事にホールアウトすることが出来た。 この日の第1ラウンド、そして第2ラウンドの前半まで首位に立ち、大会をリードしていたのは諸見里しのぶだ。途中、彼女のプレーを見ようと数ホールついて歩いたのだが、そのプレーの早さに驚いた。 8番パー3では、70cm程オーバーしたバーディパットを、躊躇無く“お先に”沈めてパー。最近の女子プロゴルファーの多くが、こうしたパットでも一旦マークして、ラインを読んで・・...
2006/11/23GDOEYE

サスペンデッドの過ごし方

写真は車の屋根に登る女子プロレスラー・AKINOさん。降りしきる雨の中、トレーニングでもしているのかと思いきや、実は手前に出ているひさしの雨漏りを修理していた。この車は、今年初めに横峯良郎氏が鳴り物入りで導入したキッチンカーで、国内のほぼすべてのツアー会場を移動し、横峯の前線基地となっている。 この日行われた「LPGAツアーチャンピオンシップ・リコーカップ」初日は、あいにくの雨のため途中で競技が中断され、4時間7分後に再開された。この間、選手達はクラブハウスに引き上げて、状況を知らせるアナウンスに耳を傾けるしかないのだが、その過ごし方は選手それぞれだ。 いち早く2階のレストランに移動し、マネー...
2006/11/19GDOEYE

プロへの道

エリエールレディス最終日、首位タイからスタートしたがスコアを伸ばせず10位タイに終わった藤本麻子(16歳)は、クラブハウスで記者達に囲まれるとハキハキした口調で話し始めた。「昨日スコアが良くて期待が大きかったと思うけど、その期待に応えられなかったのが残念です。でも高校1年で最終日最終組というのは、良い経験になりました。悔しい思いもあったので、これをきっかけにして、プロになって活かしていきたいです」。 プロ選手ですら簡単に優勝出来ないトーナメントで、アマチュアがそうそう勝てるものではない。だが、そんな中での藤本の"悔しい"という言葉が、胸に引っ掛かった。 最終組で一緒に回った魏ユンジェは、今季3...