岩田寛はプエルトリコへ 今年も初優勝者が誕生か？

米国男子ツアー「プエルトリコオープン」は24日（木）、プエルトリコのココビーチゴルフ&CCで開幕する。世界ランキング上位者が本土テキサス州に集結する「WGCデルマッチプレー選手権」開催同週に、カリブの島で行われる大会だ。

世界選手権およびメジャーの“裏”で繰り広げられる「Additional Event」。優勝者に付与されるフェデックスカップポイントは通常の500ポイント（メジャー、WGC、ザ・プレーヤーズ選手権を除く）ではなく、300ポイントとなる。

直近3大会はいずれもツアー初優勝者が誕生。前年は欧州ツアーを主戦場としてきたチェコ生まれのドイツ人、アレックス・チェイカが米国初勝利を飾ったが、その争いは熾烈だった。通算7アンダーで並んだエミリアーノ・グリージョ（アルゼンチン）、ジョン・カラン、ティム・ペトロビッチ、サム・サンダースとの計5人でプレーオフを戦い、1ホール目でただひとりバーディを奪ったチェイカがカップを掲げた。

あすの飛躍を狙う若手選手はもちろん、フィールドには再起をかける名手も多い。元世界ランク1位のルーク・ドナルド（イングランド）をはじめ、レティーフ・グーセン（南アフリカ）らもエントリー。なお、リストに入ったイアン・ポールター（イングランド）はマッチプレーの待機選手1番目となっている。

日本勢は岩田寛が初出場。「バルスパー選手権」で3試合ぶりの決勝ラウンドを戦ったあと、前週のオープンウィークを経て登場する。

＜主な出場予定選手＞
アレックス・チェイカ、エリック・コンプトン、ジョン・デーリー、ルーク・ドナルド、トニー・フィナウ、レティーフ・グーセン、モーガン・ホフマン、岩田寛、ノ・スンヨル、イアン・ポールター