2015年 ザ・プレジデンツカップ

松山組が最大差勝利も依然1ポイント差、シングルス総力戦で決着へ

2015/10/10 19:01
ペア戦ながら世界ランク最上位対決が実現したデイvs.スピースは、デイ組の連敗だった(Scott Halleran/Getty Images)

◇米国男子◇プレジデンツカップ 3日目◇ジャック・ニクラスGC(韓国・仁川)◇7412yd(パー72)

ペア2人が1つのボールを交互に打つフォアサム形式の4マッチが午前に、ペア2人の良い方のスコアを採用するフォアボール形式の4マッチが午後に行われた。午前は1勝1敗2分、午後は2勝2敗で、世界選抜と米国選抜がポイントを分け合い、それぞれ4点ずつ加算。通算ポイント数は8.5-9.5となり、世界選抜が引き続き1ポイントを追う展開で最終日を迎える。

午後の第1組(マッチ15)は、最終ホールまでもつれる接戦となり、世界選抜の南アフリカ出身コンビ、ルイ・ウーストハイゼンブランデン・グレース組がバッバ・ワトソンJ.B.ホームズ組に1アップで勝利。これで、ウーストハイゼン&グレース組は、初日から負けなしの4連勝となった。

第2組(マッチ16)は、アダム・スコット(オーストラリア)&アニルバン・ラヒリ(インド)組がフィル・ミケルソンザック・ジョンソン組と対戦。2ホールを残し、3&2で米国ペアに敗れた。

第3組(マッチ17)には、松山英樹ベ・サンムン(韓国)組が13番ホール終了で6&5とし、ジミー・ウォーカークリス・カーク組に圧勝した。調子が右肩上がりの松山は13番までで6バーディを奪う活躍。ベは松山がパーとした7番から9番を3連続バーディとし、結果が噛み合った。5ホールを残しての勝利は、今週の最大差勝利。プレジデンツカップとしての最大差勝利は過去に6ホールを残す7&6が2度ある。

第4組(マッチ18)は、ジェイソン・デイ(オーストラリア)&シャール・シュワルツェル(南アフリカ)組がジョーダン・スピースパトリック・リード組に3&2で敗れた。世界選抜では最高の世界ランク2位でポイントゲッターとして期待されたデイだが、この日は世界ランク1位のスピースのペアに午前、午後ともぶつけられ、2連敗を喫する結果となった。

最終日は全選手が登場し、シングルス12マッチが行われる。

2015年 ザ・プレジデンツカップ