2003年 メモリアルトーナメント

C.ハウエルIIIが7アンダー首位!!タイガーは5アンダー4位

2003/05/30 09:00

米国男子ツアー第21戦『メモリアルトーナメント』が、オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで開幕した。今大会の注目は、4月のマスターズ以来のツアー復帰となるタイガー・ウッズだ。今シーズンは世界マッチプレー選手権を含め、すでに3勝しているタイガーだが、メジャー第1弾のマスターズで15位に終わり、次なるメジャー「全米オープン」に向けての前哨戦を兼ねて今週の試合に挑んでくる。

注目の初日は終始リラックスモードのラウンドだった。前半は2バーディ、1ボギー。10番ではセカンドでピン横1メートルにつけるなどショットは安定し、要所でのバーディパットも決めた。昨年この大会では初日大きく出遅れ、最終日にスコアを伸ばしたが、優勝争いに絡むことなく終わった。今年は5アンダー4位タイと、タイガーらしくない安定した好スタートを切った。最終18番ホールでは、グリーンエッジからパターを使用し、下りで左に切れる難しいラインを読みきり快心のバーディでフィニッシュしている。

初日首位に立ったのは、8アンダーをマークしたチャールズ・ハウエルIIIだ。15番パー5でイーグルを奪うなど、スーパーショットを連発した。打倒タイガーに燃える若きハウエルが、直接対決でタイガーを倒すことが出来るか面白い展開になってきた。

先週19アンダーのトーナメントレコードで優勝を果たしたケニー・ペリーが好調を維持している。ショット、パットの噛みあわせが良く、この日も7アンダーをマーク。スタートの1番でボギーを叩いたが、その後はバーディを積み重ね2週連続優勝に向かってまっしぐらだ。

そして、オーストラリアの若きエース、アダム・スコットも5アンダーで4位につけ、打倒タイガーに燃えている。現在欧州ツアーを主戦場とするスコットだが、2月に行われた世界マッチプレー選手権では、準決勝でタイガーに敗れている。同じブッチ・ハーモンの門下生でもあり、スウィングも似ているが、ゴルフ自体もタイガーに最も近いといわれている。同じく5アンダーグル-プにはビジェイ・シンレティーフ・グーセンなど実力者が並んでいる。

今週の日本勢は、丸山茂樹田中秀道が出場している。丸山は昨年この大会で4位に入る大活躍を見せた。相性の良さも発揮し、初日は3アンダー17位の好スタート。田中も2アンダー26位とまずまずのスタートを切った。5試合連続予選を通過しているが、そろそろトップ10入りを果たしたい。

2003年 メモリアルトーナメント