タイガー4打差守れず逆転負け!最終戦を飾ったのはグーセン
ジョージア州アトランタにあるイーストレイクゴルフクラブで行われている、米国男子ツアー最終戦「ザ・ツアー選手権」の最終日。2位以下に4打差をつけて最終日を迎えた、タイガー・ウッズとジェイ・ハース。優勝争いはこの2人に絞られたかに思われたが、ツアー屈指の難コースが、首位を走る2人に牙をむいてきた。
タイガーは、前半ボギーが先行する苦しい展開で2つスコアを落として前半を折り返す。後半11、15番でバーディを奪い、スコアを取り戻したが、勝負どころの16、17番で痛恨の連続ボギーを叩き失速。結局この日は2つスコアを落として通算7アンダーの2位でフィニッシュした。
一方、ベテランのハースもこの日はスコアを大きく崩してしまい、2バーディ5ボギー1ダブルボギーの内容で通算4アンダーの7位タイに終わった。
首位2人がスコアに伸び悩んでいるのを尻目に、猛チャージをかけてきたのはレティーフ・グーセンだった。最終組の1つ前でプレーをするグーセンは、この日パーオンを外したのは1度だけとショットが冴え渡り、ノーボギーの安定したプレーを披露。前半で3つスコアを伸ばし首位に急接近すると、後半に入っても勢いは止まらず、さらに3つ伸ばしてこの日のベストスコア「64」をマーク。通算11アンダーでグーセンが「全米オープン」以来、今季2勝目を飾った。
そのほか、ワールドランキング1位のビジェイ・シンは、前半に5つスコアを伸ばす快進撃で、通算3アンダーの16位から9位まで順位を上げて意地を見せた。また同ランキング2位のアーニー・エルスも、この日スコアを3つ伸ばして通算2アンダーの10位に浮上している。
そして3日目からショット、パットともに調子を戻してきた丸山茂樹は、14番までで4つスコアを伸ばし順調にスコアを伸ばしていた。だが、この3日間全てバーディを奪っている15番パー5でまさかのボギーを叩き後退、さらに16番もボギーとし通算4オーバーの19位タイで今季の最終戦を終えた。