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2023年ツアー選手権
期間：08/24〜08/27 場所：イーストレイクGC(ジョージア州)

データ分析が進化？「ツアー選手権」でタイトリストのプロトタイプボールがお披露目

2023/08/25 16:21

ボールタイトリスト

RCT搭載の「プロV1」と「プロV1x」（GolfWRX）

今季のトッププレーヤーが集結する「ツアー選手権」において、開幕前日はタイトリストの新テクノロジーも脚光を浴びることになった。

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タイトリストのレーダーキャプチャテクノロジー（RCT）が、水曜日にアトランタのイーストレイクGCから届けられる新しいプレビューショーの要となった。この“On the Range at the TOUR Championship brought to you by Titleist”は、水曜の東部時間午後2時からESPN+、PGATOUR.COMおよびPGA TOURのYouTubeアカウント、Facebook、X（元Twitter）、そしてPluto TVにて配信された。

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選手たちは練習場で、視聴者に正確な弾道とスピンデータをリアルタイムで提供するために特別に設計されたプロトタイプの「プロV1」および「プロV1x RCTモデル」を使用。また、水曜の配信には、選手たちのインタビューや専門家によるデータ分析も含まれた。

ファンは、練習ティの背後に複数のオレンジとブラックにカラーリングされたトラックマンのユニットを置いた選手たちを見ただろう。このトラックマンレンジは、単一のユニットを選手の真裏に置くシステムとは異なり、複数のローンチモニターを特定箇所に配置することで、練習ティから放たれる全てのショットのデータをキャプチャする仕組みとなっている。

RCT付きのタイトリストボールにより、トラックマンレンジは重要なスピン量のキャプチャが可能となるわけだが、これまでこのデータが得られるのは、真裏にトラックマンのユニットを設置した個人に限定されていた。

トラックマンの共同設立者にして最高技術責任者のフレドリク・タクセンは、タイトリストのプレスリリースの中で、「スピンはゴルフボールの弾道と動きを真に理解する上での魔法の数字です。スピードやパワーが大きな注目を集めていますが、スピン量の管理と操作こそが、選手たちを際立たせているのです。これは選手たちがキャリーの飛距離、曲がり幅、そしてボールが着地に際してどう反応するかをコントロールする上で鍵となる数字です。タイトリストは革新的であり、リーダーであり、ゴルファーにできる限り詳細なデータを提供しようという情熱を我々と分かち合っています。彼らはプロトタイプのレーダーキャプチャテクノジーにより、トラックマンレンジを次のレベルへ押し上げる手助けをしてくれました」と述べた。

元々、タイトリストのRCTボールはインドアでスピン量を計測するために設計された。水曜に使用されたプロトタイプのRCT搭載プロV1およびプロV1xは、トラックマンレンジに選手たちのスピン量の計測を可能とするが、これは将来的には、選手たちが各自でPGAツアーの大会の練習レンジに自前のトラックマンを持ち込む必要をなくす可能性がある。さらにコース上での全てのショットに対し、トラックマンの全データのキャプチャを可能とするかもしれない。

タイトリストのゴルフボール研究開発で製品開発を統括するマット・ホッジによると、RTCテクノロジーは「これまでで最も精密に」スピン量を計測できるとのこと。

トラックマンはタイトリストとタッグを組み、RCT搭載プロV1およびプロV1xを作り出した。RCTは最適化された信号キャプチャを生み出す内部レーダー反射マーカーであり、全ショットの正確なスピンの計測を可能とする。RCT搭載のプロV1およびプロV1xは、RCT非搭載のモデルと設計、素材、製造品質、そしてパフォーマンスは同じながら、レーダー信号キャプチャにより強化された利点が加わっている。

2023年 BMW選手権事前スコッティ・シェフラーフェデックスランキング1位で最終戦に臨むシェフラー ※撮影は2023年「BMW選手権」(Dylan Buell/Getty Images）

今週の「ツアー選手権」では、スコッティ・シェフラー（プロV1）、パトリック・カントレー（プロV1x）、ビクトル・ホブラン（プロV1）、マックス・ホマ（プロV1）、マシュー・フィッツパトリック（プロV1x）、ブライアン・ハーマン（プロV1）、ウィンダム・クラーク（プロV1x）、ジョーダン・スピース（プロV1x）、ティレル・ハットン（プロV1）、そしてトム・キム（プロV1x）が、ツアーNo.1ボールとして他を圧倒するタイトリストのボールを使用している。

「より良い技術の追求であれ、より良い用具の追求であれ、スピンは（弾道の）頂点の高さ、落下角度、キャリーおよびトータルの飛距離といった特質を精査する上で、正確に計測されなければならないパフォーマンスの出力なのです。トラックマンレンジために我々が開発したプロトタイプのRCT技術は、スピンデータをキャプチャする能力を押し上げ、練習レンジ全体で打つ全てのプレーヤーの全ショットを最も正確に分析します」とホッジは述べた。

（協力/ GolfWRX, PGATOUR.com）