By Mike McAllister, PGATOUR.COM

通常、マスターズ初出場選手達は見過ごされがちだが、今回デビューを飾る24名の選手たちは口を揃えて、「なぜ僕たちじゃないの？」と言っている。

「ここで1度しかプレーしたことがなくても、50回プレーしてても関係ないんだよね。」とパトリック・リード。「その時が訪れ、ここでベストを尽くせた選手がトロフィーを手にするんだ」と続けた。

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初出場ではないが、まだ26才と若手のジェイソン・デイは、高額な配当金が支払われる若手選手たちのサポートシステムについて考える。

「最近、若手にもメンタルコーチ、ストレングスコーチ、スイングコーチ、そしてショートゲームコーチまでついているでしょ」とデイ。「多くの人々が選手を取り囲み、上達しているか、勝てているか、良いプレーができているかチェックしている。それが自信になるんだよね」と続けた。

いまや、スピースは19才で勝利を挙げ、リードは23才までに2度勝利をおさめた。そしてマキロイのように24才までに6勝（うち2勝はメジャー大会）を挙げた選手もいる。
しかしそれは若手選手だけではない。少し年上の選手たちもその仲間入りをしているのだ。

ジョーン・センデンが8年間の不調に終止符を打ったのは彼が42才の時だ。そしてケビン・スタドラーは34才で初のツアー勝利を挙げた。先週のシェル・ヒューストンオープンで優勝しマスターズへの道を繋いだマット・ジョーンズは33才だ。

マスターズ初出場の35歳、ジミー・ウォーカー。彼は今シーズン3度勝利を挙げ、現在フェデックスカップのトップに立っている。しかし現フェデックスカップランクトップ10選手のうち、5選手がマスターズ初出場となる。

ウォーカーは、大会を目前にして全く怖気づいていない。むしろウズウズしていると述べた。このマインドセットは20年前では考えられなかっただろう。その頃は、マスターズ初出場選手が、オーガスタ・ナショナルでやり方を見つけるのには時間がかかり、忍耐強く、チャンスが訪れるのを待つしかないとされていた。

彼らはどうして怖気づいていないか？

「そんなの、聞くまでも無いでしょ」とウォーカー。「ここで良いプレーをするだけ。チャンスをものにしにきたんだ。勝ちたいと思うけど、それはみんなも同じさ。だからルーキーにもチャンスはあるでしょ？」と続けた。

いつもならもちろん話題に挙がっている、あの選手が今週はいない。それは、怪我を患っているタイガー・ウッズだ。彼はプロとしてのキャリアで初めてマスターズを欠場する、これは他の選手にとっては非常に大きなことだ。

常に大会前に本命とされるタイガー。彼はいつでもマスターズの観客を興奮させた。それは現在のスター選手でもできることではない。しかし今週はそれが見られない。

「観客は、大会初めは彼が居ないことを寂しく思うだろうね」とマキロイ。「しかし、今週の終わりには、誰がこの価値のある勝利を手にするのか、と観客は興奮に包まれるだろうね」。

「それでもファンの皆は寂しがるって？それはどうだろう。タイガーがいてもいなくても、この大会の締めくくりはいつでも素晴らしいものだからね」と続けた。