2013年 ザ・ホンダクラシック

ザ・ホンダクラシック 初日レビュー

2013/03/01 20:07

トップのC.ビジェガスは好発進を復活への第一歩とできるか?

ビジェガスのこの日のスコアは、1年前のヒュマナ・チャレンジ以来の「初日63」だった。PGAナショナルの2010年ザ・ホンダクラシックの優勝者ビジェガスは、少なくとも勝ち方を知っているゴルファーだ。絶好のスタートを切ったにも関わらず、最後のホールでも積極的に攻め続けた。「キャディが言ったんだ。(リードしているのに)ドライバーを振り回すつもりなのか?ってね。でも僕はピン目がけて攻めに行くと宣言した。そしたら素晴らしいショットが生まれたよ」と、振り返った。

南アフリカのグレースは、ザ・ホンダクラシックに初参戦。ジャック・ニクラスが再設計したベア・トラップの15、16、17番は特に、池や難関が待ち構える難所中の難所と噂に聞いていた。彼は前もってテレビでコースを確認したり、経験者のチャール・スワルチェルからヒヤリングしたりしたのだ。

しかしナーバスだった彼の不安は、プレーで解消された。「先週のマッチプレーでチャールと一緒に回ったときに、彼が言ったんだ。最後の4ホールは手強いぞってね。だから今日のプレーはナーバスになったよ。その先には、一体どんな罠が待っているのかってね」。

パー3の15番ホールは簡単に切り抜けた。ティショットを2フィートの位置につけバーディ。続くホールでも18フィートのところからバーディを決めた。するとパー5の18番、3番アイアンの一打はグリーン手前の池の縁でとまり、バーディを奪取。初日は出入りの激しいゴルフで締めくくった。

今季は2度の予選落ち、そして「WGCアクセンチュア・マッチプレー選手権」では1回戦で早々と敗退したダスティン・ジョンソンは、ドライバーの不調を吹き飛ばし、リー・ウェストウッド(イングランド)、ショーン・オヘアーブー・ウィークリー、ベン・コールズらと同じ6位タイグループにつけている。

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