小平智は意地のバーディラッシュを見せた

◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 最終日（24日）◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7345yd（パー71）

小平智が最終日に意地を見せた。8バーディ、1ボギーの「64」で回り、通算3オーバーの51位タイ。前日から15位上げ、メキシコ高地での戦いを終えた。難度の高いホールが多いアウトで6つ伸ばした。ジャスティン・トーマスの「62」には及ばなかったが、ユースト・ラウテン（オランダ）と並ぶこの日2番目の好スコアをたたき出した。

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“裏街道”から一つ伸ばして折り返すと、後半2番から2連続でピンにからめバーディ。最高難度の4番は13mを読み切り、3連続バーディとした。6番（パー5）でも伸ばし、3番目に難しかった7番では8mをねじ込んだ。最終日の4番と7番は出場72人（うち1人棄権）中、小平を含めそれぞれ3人しかバーディを奪えなかった。

次週は「ザ・ホンダクラシック」（フロリダ州・PGAナショナル）に出場予定。3日目までオーバーパーを並べ続け、今週は口数が極端に少なくなった。この日もコメントは残さなかったが、最終9番をバーディで締めくくり観客から拍手が送られると、穏やかな笑顔を浮かべた。初優勝を遂げた昨年の「RBCヘリテージ」第2ラウンドの「63」に続く米ツアーでの好スコアを、好転につなげたい。（メキシコ・メキシコシティ／林洋平）