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逆転Vへ!松山英樹 自己ベスト「63」で猛追2位

名物ホールの16番パー3で大歓声!松山は 名物ホールの16番パー3で大歓声!松山は圧巻の4連続バーディ締めで逆転優勝のチャンスをつかんだ

宣言通りの猛チャージだ。松山英樹が、全米一の観衆の中でツアー2勝目のチャンスをもぎ取った。TPCスコッツデールで開催中の米国男子ツアー「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」3日目。2アンダーの27位タイから第3ラウンドに出ると、8バーディ、ノーボギー、ツアー自己ベストの「63」(パー71)で回り、通算10アンダー2位に急浮上した。単独首位のマーティン・レアード(スコットランド)に3打差に迫った。

風の穏やかな早い時間のティオフ。前夜までの雨で予選2日間よりも軟らかいグリーン。松山は「昨日、一昨日より確実にボールが止まった。回りやすかった」という絶好のコンディションを存分に活かした。3mを沈めた前半2番から2連続バーディを決めると、冴えを見せるパットで7mを沈めた8番で3つ目。後半13番(パー5)ではグリーン右ラフからの3打目で、段の上に切られたカップに30センチにつけた。

ツアー最多の集客数を誇るトーナメントで、15万9906人が集結した雨上がりの土曜日。大ギャラリーが騒がしくなればなるほど、松山の神経は研ぎ澄まされた。15番(パー5)、残り265ydを2Iで2オンから2パットバーディ。

ホール全体が巨大ギャラリースタンドで囲まれた16番(パー3)では、前に出されたティから実測134ydをロフト50度のウェッジで放ち、ボールがバックスピンでピンの脇をすり抜けると、客席の興奮は最高潮に達した。ホールインワンを逃し「みんなを沸かせることができた。入ったら大盛り上がりだったのに。残念ですね」と笑ったが、1.2mのパットを楽々決めた。

見せ場は終わらない。グリーン右手前から2打目をピン右1.5mにつけ、さらにバーディを重ねたのは続く17番。最終18番の1Wショットで317ydの飛距離を記録すると、5mのパットを鮮やかに流し込んで、圧巻の4連続バーディで締めくくった。パーオンを逃したのも、第1打でフェアウェイを外したのも、わずか2ホール。「会心(のラウンド)なんですかね?お任せします」と照れ笑いしたが、「63」は昨年の「クラウンプラザインビテーショナル」第3ラウンドで記録した18ホールのベストスコアを1打更新した。

ツアー初優勝をかけて戦った1年前を頭に浮かべ「去年に比べれば、比べ物にならないくらいミスが減っているし、ミスをしても仕方ないと思えている。ちゃんと打てたら、ちゃんと打てた、と自分の中で消化できている」と、経験を重ねて広がった心の許容範囲も、今はたのもしい武器だ。

今季初勝利を逃した「ヒュンダイトーナメントofチャンピオンズ」からわずか3週で手繰り寄せたリベンジの機会。「緊張すると思うので、崩れないように頑張りたい」と最終日最終組を見据えた。笑顔なきフィニッシュは、もうたくさんだ。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)


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