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遼、土壇場のバーディで決勝進出

「RBCカナディアンオープン」の2日目、石川遼は通算イーブンパーで最終18番(パー5)を迎えていた。カットラインは1オーバーが想定されており、どうしてもバーディ以上が欲しいホール。ティショットを左ラフへと入れた石川は、ピンまで残り235ヤードの2打目に3Iをバッグから抜いた。

グリーン右手前に池が広がり、右奥へと細長く伸びたグリーンの真ん中にピンが切られ、左奧にはバンカーが横たわる。「5Wで打つとフライヤーして奧に外れちゃうのが嫌だった。ピンの方に行くと池に入るってこともあったので、左手前の狭いところに載せることだけを考えました」。

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このショットで見事にグリーンを捉えた石川は、2パットでバーディフィニッシュ。この日1アンダーの「71」、通算1アンダーとして最後の1ホールで予選通過圏内へと滑り込んだ。「緊張したぁ」と、ホールアウト直後の石川は、勝負の2打目を振り返る。それでも、2試合ぶりの予選通過を決めた表情は明るかった。

「昨日、今日とショットは最近にないくらいぶれていると思います。でも、16番、17番とドライバーを良い感じで打てて、18番もラフに行ったけど良いスイングが出来た。3つ良いドライバーが続いたのは今週初めてなので、合ってきていると思います」。

上位進出へ向け、週末へと希望を繋いだ石川。「バイロンネルソン(選手権)も30~40位で通って上へ行けた。週末頑張れば大丈夫だと思います」。とはいえ、80人が予選通過を果たしたため、明日土曜日も70位タイ以上というセカンドカットが待ち受ける。石川にとって気が抜けない戦いは、明日も続く。(カナダ・オークビル/今岡涼太)

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2013年 RBCカナディアンオープン



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