前半はショットに精度を欠き、苦しいスタートとなったR.マキロイ。

昨年の「全米プロゴルフ選手権」でメジャー2勝目をマークし、世界ランキングトップのまま2013年を迎えたロリー・マキロイ（北アイルランド）。しかしこの新シーズンはスタートから苦しんでいる。28日（木）に開幕した「シェル・ヒューストンオープン」では初日、「73」で1オーバーの88位タイと出遅れた。

前半2番でボギーが先行したマキロイは8番（パー5）で痛恨のダブルボギー。ティショットをフェアウェイバンカーに突っ込み、セカンドは出ただけ。そして第3打を右サイドの池に入れてトラブルを招いた。後半インで4バーディをマークしたが、2つのボギーも叩いて結局オーバーパーでの滑り出し。「最後まで闘志は貫けた。そこまで落ち込んではいない」としたが「イーブンパーで終われれば良かったけれど、1オーバーか・・・」。

＜＜　下に続く　＞＞

前週、今季3勝目をマークしたタイガー・ウッズにその世界一の座を奪還された。2人はメールのやり取りで「やったね」、「今週優勝して奪い返してみろ」と互いにエールを送ったが、出端をくじかれた格好となった。

今季は試合数を減らして、トーナメント外での調整を優先させるスタイルを取っている。それだけに「まだゴルフコースでのフィットしきれていないところがある。ショットが完全にはしっくりきていない」と言う。しかし「時間がかかるものだし、今週残り3ラウンドで良いスコアが出れば、マスターズに向けても自信になると思う」と予選落ちする気などさらさらない。

「バックナインは自分自身のプレーに集中しようとして、うまくいったと思う。明日の朝の時間帯は穏やかなコンディションであってくれれば。バーディをもっと獲れるはず」と、まずは2日目の猛チャージを狙う。（テキサス州ヒューストン／桂川洋一）