大会史上2番目の若さで「マスターズ」出場を決めた石川遼

石川遼が小学生のころから思い描いていた夢舞台が、早くも現実のものとなる！ 22日（木）、4月に開催する海外メジャー初戦「マスターズ」への出場が決定した。（初日を迎える）17歳6ヶ月と23日での出場は日本人としては最年少記録。公式ホームページによれば、全体でも1952年に出場したトミー・ジェイコブスの17歳1ヶ月と21日に次ぐ2番目の若さとなる。

石川が「マスターズ」に自力で出場するためには、3月末までにワールドランキングを50位以内にまで上げる必要があった。石川の現在のワールドランキングは60位と条件に満たないが、大会を運営するマスターズ委員会が特別招待枠を用意。22日（木）夜、父親の勝美氏のもとにマスターズ委員会から出場決定の連絡が入った。昨年末に「招待状が届く可能性はわずかにあるとは思うけど、（出場には）ここからが遠いと思う」と話していた石川だが、驚異的な速さで成長を遂げてきたその勢いは、「20歳までにマスターズ出場」という壮大な目標をも早々に達成してしまった。

日本人選手では、すでに今田竜二と片山晋呉の出場が確定。さらに、現在は昨年に手術を受けた膝のリハビリを続けているタイガー・ウッズも、「マスターズ」に出場する可能性は極めて高い。ファンにとっては期待せずにはいられない、夢の競演が実現する可能性もある。まずは2月19日（木）に米国カリフォルニア州で開幕する「ノーザントラストオープン」で華々しい米国デビューを果たし、目が肥えたアメリカのゴルフファンに存在感を示したいところだ。