長距離移動も「僕の中では30分位で着くと思います」と、睡眠を前提に余裕の石川

今週行われる「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」は、先週時点での世界ランキング上位64人が出場できるが、その時点で同ランク67位だった石川遼は、タイガー・ウッズを含め、上位に欠場者が一人も出なかった為にウェイティングに回ることとなった。

今後、大会初日までに怪我等で急遽出場を取りやめる選手が出た場合の代替要員として、3番目の権利を持つ石川。現時点での大会出場の可能性は高くないが、それでも石川は「ノーザントラストオープン」の開催されたカリフォルニア州から、今週の大会が行われるアリゾナ州まで、500マイル（約800km）を陸路移動し現地に入った。試合開始まで、会場で練習を行う予定で、「こういう素晴らしい機会をどれだけ活かせるか。芝の上から集中して練習したい」と意気込みを語った。

先週行われた欧州男子ツアーの「ジョニーウォーカークラシック」では、18歳のダニー・リーがツアー初優勝を飾ったが、「ずっとテレビで見ていました」という石川。「スイングスピードが速くて、あれだけの回転とスピードがあったらボールが曲がらないですね。同世代があれだけ出来ると思うと、僕も頑張ろうと思います」と、同じティーンネージャーの活躍に新たな刺激を受けていた。