この日もハウスキャディと共にラウンドした石川遼。6日連続のラウンドででコースにも慣れつつある

いよいよ開幕まで4日に迫った今季の米メジャー初戦「マスターズ」。前週の月曜日にオーガスタ入りした石川遼は、この日も含め、火曜日から6日連続の練習ラウンドを敢行。13番パー5では、オーガスタ初イーグルを奪うなど、順調な調整をこなしている。

これまでの練習ラウンドでも、ほとんど2オンを狙えているという510ヤードの13番パー5。石川は、残り200ヤードの第2打を3Iで2オンに成功すると、そこから「5m位フックした」という15mのイーグルトライを見事に沈めた。1番、5番、7番をボギーとしたが、6番でバーディを奪い、昨日に引き続き「72」のイーブンパーでホールアウト。「だいぶコースにも慣れてきて、落ち着いてプレー出来るようになってきた」と、笑顔を見せた。

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徐々に大会の雰囲気も盛り上がりつつある。この日、出場登録を行った石川は、そこでタイガー・ウッズに出会ったと言う。「今週も頑張ってねと言われました」。最初に会ったときよりも緊張はしなかったという石川だが、「相変わらず、何も言えませんでした」と、会話するには至らず、苦笑いするしかなかった。

同時に、水曜日に行われるパー3コンテストのエントリーもした石川は、「ダニー・リーが一人だったので、その横に（名前を）書きました」と、同じ10代として注目を集めるリーと共に、大会前のイベントに出場することを決意した。

明日の練習ラウンドは、リー、そして54歳のグレッグ・ノーマン（豪）と回る予定。今年10月に行われる「プレジデンツカップ」で国際選抜のキャプテンを務めるノーマンは、石川ら若い選手のメンバー入りの可能性も示しているだけに、直接その目でティーンネージャー二人の実力を確かめる良い機会となりそうだ。