ついに初日をむかえた米男子ツアー「バンク of アメリカコロニアル」。アニカ・ソレンスタムは10番ホールからのスタートとなった。気のせいか、スタート前、彼女の表情は緊張のため少し強張っていた様子。

アニカ・ソレンスタム
「心臓がバクバクしてて、胃の辺りがムカムカして、手にも汗をかいていました。完璧に緊張していたと思います。今までにも緊張したことはあったけれど、こんなに緊張したのは初めてです」

世界中が注目する中、プレッシャーを跳ね除けて、アニカのティショットはフェアウェイど真ん中に向かった。打った直後、ほっとしたのか、しゃがみこむ姿があった。13番パー3では6番アイアンでグリーンエッジ外に寄せて、そこからパターで流し込み、米男子ツアーで初バーディを記録。そのほかにも幾度とバーディチャンスをつくり、男子プレーヤーと見劣りしない堂々としたプレーぶりであった。後半に入り、2つスコアを落としたが、トータル1オーバーで初日を終えた。

アニカ・ソレンスタム
「10番のティグラウンドにたったときに、『自分を信じて』、『大丈夫』、『とにかく焦らず行こう』って自分に言い聞かせていました。ラウンド中にも何度も何度も自分に言い聞かせていました。1オーバーですが充分満足です。この緊張感の中、初日を1オーバーで終えられたのですから」

＊アニカ・ソレンスタム 初日のデータ
フェアウィキープ率：92．9％
パーオン率：77．7％
ドライバー平均飛距離：269．0ヤード
パット数：33
ボギー：2、バーディ：1、トータル：＋1

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