松山英樹は昨年のローアマチュア選手として、公式会見に出席した

5日（木）に開幕する今季の海外メジャー初戦「マスターズ」を目前に控え、2年連続で出場するアマチュアの松山英樹が2日（月）、公式会見に出席した。

開催コースのオーガスタナショナルGCで石川遼との練習ラウンドを終えた松山は、インタビュールームに直行した。ピンク色のアゼリアの花があしらわれた壇上に腰を下ろすと「自分がここに座っているのが信じられない。本当にここに帰ってこられてよかったと思います」と一年ぶりの感触を噛み締めた。

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初出場した昨年大会で、アジア勢初のローアマチュア賞獲得と快挙を達成。その2011年はそれだけにとどまらず、「アジアアマチュア選手権」を2連覇し、オーガスタへの切符をまたしても獲得。さらに「三井住友VISA太平洋マスターズ」でツアー初優勝をマークした。

外国人記者からは毎度のことながら「プロ転向」について質問を受け「まだ考えていません。今はここで良い結果を出してまた戻ってくることしか考えていない」とコメント。東日本大震災以降の被災地の様子についても「1年経ってもまだ復興していない場所もある。自分の中では昨年の気持ちと変わっていないし、少しでも良いプレーをしたい」と話した。

この日の夜には、自身を含め今大会に出場する6人のアマチュアプレーヤーとともに“アマチュアディナー”に出席。昨年は冒頭でのあいさつを、日本語で行ったが、今年は英語で挑戦。プレーの面でもしっかりと一年分の成長を見せつける。（ジョージア州オーガスタ／桂川洋一）