数年前まではジュニアの大会で一緒にプレーしていた薗田と石川。今では全英オープンがその舞台だ

3週間前に行われた国内男子ツアー「ミズノオープンよみうりクラシック」でツアー初優勝を果たし、ゴルフの聖地・セントアンドリュースでの「全英オープン」出場権を手に入れた薗田峻輔。大会前日は、高校の後輩・石川遼との練習ラウンドを行い、明日からの開幕に備えた。

この日は、降り続く雨と冷たい風が吹き抜けるあいにくのスコットランドウェザー。そんな中、1番から5番、そして14番から18番と10ホールのラウンドを行った薗田は、「後半は全部アゲンストになって嫌だったけど、最初は風に流されていたのが17番、18番ではすごく良いショットが打てたし、ちゃんとやっといて良かったと思いました」と、難コンディションの中でも一定の手応えを掴んでいた。

薗田にとっては初の海外メジャー。初日は緊張すると思うと話すが、失うものは何もない。「もう、ここまで来て準備はないでしょう。1回目の全英だし、この年齢で経験出来るのは特別なことだと思うので、この経験がやがて生きるようになればいい。スコットランドでのゴルフを楽しみたいですね」と、落ち着いた雰囲気で話した。